皆さま、こんにちは。cryptoトレーダーです。いきなり質問ですが、何がマーケットを動かしているかご存知ですか?
マーケットを動かしているのは、情報などの材料ではなく、価格のパターンではなく、ムードでもありません。もちろん占星術でもありません。
今回は、マーケットの仕組みを説明しながら占星術の、特に水星逆行にクローズアップして話を進めていきたいと思います。
マーケットはなぜ動くのか
冒頭で小難しい質問を投げかけてしまいました。結論からいうと、マーケットが動くのは売買を行っているから、とすごく単純な答えにたどり着きます。
売買を行う理由が、いわゆる情報などの材料(ファンダメンタルズ分析)であったり、価格のパターン(テクニカル分析)やムード(市場心理)であったりします。これらの要因に基づいて人間(プログラム)が売買行動をすることでマーケットは動きます。
誤発注が話題となった時期がありましたが、誤発注でマーケットは動きます。なので、そんなイメージを持ってもらったほうがその仕組みを理解するのに十分でしょう。
売買行動を駆り立てる要因が常に変わり、売買行動がぶつかり合っているのがマーケットというものです。逆に言うと、人間(プログラム)が売買行動を起こさない限りマーケットは動かないのです。
そんな中、水星逆行の話を耳にしました。もちろん、これだけがマーケットを動かすわけではないのですが、昔ながらに伝わっていることでもありますし、きちんとした期間データも存在しています。
ビットコインを取引しているのはほとんどが個人であると考えられますし、もう少し直接的な言い方をするとただの思惑(おもわく)で動いています。水星逆行の影響を調べて何かよい結果が得られればいいんじゃないか、というのが今回の趣旨でもあります。
水星逆行とは
基礎知識が全然ないのでサイトの説明をうのみにしています。リンクに飛ばなくて結構です(笑)。大事な部分だけ抜き出しました。
- 惑星の軌道の関係で、地球から見て水星が逆行しているように見えることを水星逆行といいます。
- 水星逆行時期はトラブルが起こりやすいとのことです。
- 2017年は以下の時期が当てはまります。
2017年春頃: 4/10 8:14~5/4 1:25
2017年お盆: 8/13 10:00~9/5 20:15
2017年真冬: 12/3 16:34~12/23 10:50
期間がきっちりと出てきました。ではこの時期のビットコインの値動きはどうだったのかを検証したいと思っております。
水星逆行時期のデータ検証
ビットコインの過去データを取得します。BTC JPY 過去のデータ-Investing.comでデータのダウンロードができるわけですが、取得できる取引所がANXという香港の取引所ということもあり、やっぱりいつも取引するところのデータ(コインチェックやビットフライヤー)が欲しいですよね。
データを取得できるPythonのコードを紹介します。こちらを参考にさせて頂きました。
[code lang=”js”]import requests
import datetime
import pandas as pd
import csv
def daily_price_historical(symbol, comparison_symbol, limit=1, aggregate=1, exchange=’Coincheck’, allData=’true’):
url = ‘https://min-api.cryptocompare.com/data/histoday?fsym={}&tsym={}&limit={}&aggregate={}&allData={}’\
.format(symbol.upper(), comparison_symbol.upper(), limit, aggregate, allData)
if exchange:
url += ‘&e={}’.format(exchange)
page = requests.get(url)
data = page.json()[‘Data’]
df = pd.DataFrame(data)
df[‘timestamp’] = [datetime.datetime.fromtimestamp(d) for d in df.time]
return df
df = daily_price_historical(‘BTC’,’JPY’)
df.to_csv(‘coincheck.csv’)
[/code]
2017年 春頃
平均 | 1.1% |
---|---|
中央値(メジアン) | 0.6% |
標準偏差 | 2.0% |
範囲 | 10.0% |
最小 | -2.2% |
最大 | 7.8% |
標本数 | 25 |
2017年 お盆
平均 | 0.6% |
---|---|
中央値(メジアン) | 0.7% |
標準偏差 | 3.6% |
範囲 | 12.6% |
最小 | -7.0% |
最大 | 5.6% |
標本数 | 24 |
2017年 真冬
平均 | 4.6% |
---|---|
中央値(メジアン) | 1.6% |
標準偏差 | 12.9% |
範囲 | 57.0% |
最小 | -15% |
最大 | 42.1% |
標本数 | 15 |
正直何とも言えません。結局上がっているという相場です。強いて言うのであれば、前半から半ばまでのところで買っておけば儲かりそうということでしょうか。
最後に
サンプル数が少ないので、確かな癖があると判断はできないところですが、まあ水星逆行だからといって際立った特徴があるわけではないということが何となく読み取れます。
とは言っても疑心暗鬼になるのが相場です。特に2017年真冬はボラティリティが高まっており、他の二期間とは少し様子が異なります。
次回の水星逆行は2018年春先: 3/23 9:18~4/15 18:18です。3月末あたりに買えば上がるかもしれない。。。とだけ記憶にとどめておきましょう。本日は少し興味深い占星術(水星逆行)について過去データを使って実証研究してみました。何かお役に立てれば幸いです。それではよい一日を!
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