第6回LITTLE MONSTER Meet- up in Japan ! 速報

皆様こんにちは!Little MonsterのNaoです。
11月も終わりに近づいてきましたがいかがお過ごしでしょうか?
私は今年4年ぶりの日本の冬を迎えるのですが、、、日本は11月でもこんなに暖かかったでしょうか??
まだ薄着でいられる11月に、アメリカのミネソタ州にいた私は驚きながらも嬉しく思っています。(ミネソタは10月から雪が降り、今は気温はもうマイナスが普通です。
そんなやっと紅葉が見ごろになってきたこの頃、今回もパソナ株式会社様に会場をご提供頂き、第6回目のリトモンMeet-up!!を開催致しました!
パソナの望月様、中屋敷様お手伝い頂き誠にありがとうございました。
今回は前回に引き続きBlockchain基礎講座という事ですが、リトモンMeet-up!!では初のゲスト講師をお呼びし英語でレクチャーを行って頂きました。
今回お忙しい中講座を行って頂いたのはエンジニアのTaisuke Minoさんです。
Minoさんは独学でプログラミングと英語を学び、数年前からブロックチェーンテクノロジーに魅了され、スマートコントラクトのバグを見つけるホワイトハッカーを集うプラットフォームBujitoのCo-founder。
私はエンジニアリングの知識は少ないですが、Minoさんは私が出会ってきた中でも特にBlockchainに対して熱い方でその姿勢がいつも素敵だなと思っています。
そんな素晴らしい講師をお呼びしてのリトモンMeet-up!!vol.6開催です!
まずは今回は始めて参加して頂いた方々に向けて弊社Little Monsterの説明をさせて頂き、Minoさんにマイクを引き継ぎました。

今回の内容は以下。

 

1、古い銀行のシステムから現代のオンライン取引までの変化

まず出てきたのは皆さまご存じHarry Potter!!
グリンゴッツ銀行にハグリッドとお金を取りに行くシーンがありました。例えばもし、ハリーがハグリッドの金庫に金貨を移したいとき、昔の銀行システムでは現金を直接ハグリッドの金庫へ物理的に移していました。

 

2、Bitcoinは大規模なポーカーゲームのよう?

しかし現代の銀行システムはデータ上でやり取りが行われます。実際の現金の帳尻合わせは銀行内で行われるのです。
そしてそこで私たちは銀行に信頼を置いて利用する必要があり、その信用に対して対価(手数料)を支払ってきました。
そして今、ブロックチェーンを使って利用者のみで信用を保ちながら取引きが出来る時代へ突入しています。
さてどうやって?

 

3、ハッシュ値

ここで前回私達も学んだハッシュ値の生成に入ります。
ハッシュ値というのは特定のデータを32桁の数字や記号を含めた文字で表すものというのは理解しました。
ここで面白い例が。

パンをトーストすると?焼けたパンが出来ますね。焼けたパンは?もう元には戻りません。
これがハッシュ値です(‘ω’)ノ
(-ω-)?
これは知らなかったのですが、データをハッシュ値に変えるとそのハッシュ値からはデータに戻す事は出来ないそうなのです。常に一方通行だと。新しい知識ゲット。

Minoさんは実際に私たちも体験できるデモをたくさん用意してくださいました!
まずはこれ、ハッシュ値を生成出来るサイトです。一文字でも違うと違うハッシュが出てきますのでやってみてくださいね!

 

4、Proof of Work (Mining)

そしてこちらは実際にデータを入力してナンスを導き出すマイニング体験が出来るデモ!

これらの体験を通していかにマイナー達がナンスを導き出す事が困難かという事を理解する事が出来ました。

 

5、ブロックチェーン

更にもう一つ!これは繋がったブロックの中の古いブロックを改ざんしようとするとどのような事が起こるかという事を体験出来るデモです。

全てのブロックが繋がっているブロックチェーンの古いブロックの一部を変えてしまうとそれ以降のブロックを全てマイニングし直さなければならず、その計算力というのは膨大なパワーを必要とするんですね。

 

6、51%Attach

最後に51%アタックについて説明がありました。
これは私も聞いた事がありましたが、その膨大な計算力とマイナー達の承認で取引の正確性を保つProof of Workというプログラムも全体の51%のパワーを持ったマイナーが現れると取引の改ざんが可能になってしまうのです。

それじゃダメじゃないか!

と思ってしまうのですが、ポイントはやはり不正を行う所に利益は得られないという根底のコンセプトが働くようで、実際にそんな信頼性のない取引が行われるブロックチェーンは需要がなくなり、コインの価値もゼロへ近づいていってしまうのです。
よって、Bitcoinのブロックチェーンはこれまで開発されてから10年間何も不正は行われていないという事です!

さて2回に渡るBlockchain基礎講座を通して皆様、知識が少しでも深まりましたでしょうか?
私はこの2回を通してとっても学びが多く、今の自分の口からハッシュ値や電子署名、プルーフオブワークなんて言葉が自然と出てくる事実に驚きです。
5月に初めてBlockchainという言葉を耳にした時には予想もしていなかった自分の姿です。
これも根気よく私の質問に答えてくれる皆さんのおかげです。
ありがとうございます。

 

7、お薦めの著書の紹介

Minoさんは最後にお薦めの著書もご紹介して下さりました。

日本語に翻訳されているものもあるそうなので要チェックです!

Mino Taisukeさんこの度は素晴らしい講座をありがとうございました!!!
皆様これからも私達と一緒にBlockchainについて学んでいきましょう!
それでは遅れてやってくるカメレポートもお楽しみに:)

次回のミートアップは今年最後の回になります。
12月12日 午後7時開始
※場所はまだ未定です

次回もスペシャルゲストをお呼びし、『社会と技術』というテーマでスピーチして頂き、いつものように皆さまと明るく意見交換していきます。
詳細は以下のリンクをご覧頂き、今回は忘年会も行いますのでご参加希望の方はお早めに私まで直接メールでお申込みください。

お申込みはこちらまで→Nao@littlemonster.io

皆様のご参加心よりお待ちしております☆

1 個のコメント

  • […] リトモンMeet-up!! Vol.6にも参加してくださった皆様、会場をご提供していただいた株式会社Pasonaの望月様、中屋敷様、誠にありがとうございました! そして、技術的な講義内容を英語でやっていただいた三野さん、とってもありがとうございました! 速報にも当日の詳細載っていますので、三野さんがご用意してくださったデモで皆さんも遊んでみてください! […]