相場分析25

みなさんこんにちは。ニューヨーク在住のIchiroです。

まだ日足の直近安値には到達していません。今回は4時間足から見てみましょう。

1.相場分析

(4/8/2018 11:00頃 at NYC 4時間足)

黄色の縦線は、4/2 0:00 – 4/6 20:00になります。週の前半は下げ止まりの後の反発上昇が続きました。ところが長い陽線でトレンドラインを越えた後、上昇の勢いが無くなり短い足が続きます(左側の白い縦線以降)。このレジスタンスライン(下から2番目の水色の横線)は、下落方向のサポレジラインになりそうなので、右側の白い縦線の後の足から下落でのエントリーが可能だと思います。ロット数は落としたほうがいいかもしれません。決済は先週末に下げ止まった辺りでいいと思います。

その後はレジスタンスライン付近でみんな様子見しています。雇用統計の発表もあるのでトレードはしない方がいいですね。

週明けにもしレジスタンスラインを突破したら、日足の直近安値まで一気に下落するかもしれません。

日足チャートも確認しておきましょう。 (4/8/2018 11:00頃 at NYC 日足)

ピンクの横線は世界中で意識されているでしょう。

2.米中貿易戦争

ただし、米中貿易戦争の影響でドルも下落しそうです。国際情勢が不安定になるともしかしてビットコインが資金の逃避先になって急反発したりして。

「貿易戦争に勝者なし」という言葉を聞きましたがその通りだと思いました。果たしてトランプには勝算があるのでしょうか。

ある米国在住の日本人国際政治学者によりますと、中国は外貨不足なんだそうです。巨額の外貨準備高が急激に減少して、海外送金も厳しく規制されているそうです。そのとばっちりで、日系企業の中国子会社が本社に利益を送金できなくなっているそうです。

その学者によりますと、人民元は巨額の外貨準備(ほとんどドル)があってこそ信用が維持されているそうです。なので大量に保有している米国債も中々売却しづらいし、対米輸出減少でドルの手取りが減るのも中国にとっては大きな問題らしいのです。

その学者はまた以下のようなことも主張しています。即ち、中東でISの件が片付いたら米軍は中国との戦争を始めるだろうと。そしてもし戦争になったら中国は全てを失うだろうと。

これは私も素直に納得できます。

このまま中国が南シナ海支配をアメリカが黙って指を咥えて見ていたら世界覇権国の地位を失うからです。世界覇権国の地位を失ったらどうなるか、前世界覇権国のイギリスをその地位から引きずり降ろしたアメリカが知らない訳はありません。

また日本にとっても、中国の南シナ海支配によって石油の輸入路を抑えられ中国に屈服せざるを得ません。

日米にとっては国家の存亡を賭けた戦いという訳です。

それでは次回またお会いしましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

ABOUTこの記事をかいた人

ニューヨーク在住のFX兼業トレーダー。 専業トレーダーになって経済的自由を手に入れ、英語圏で本を出版 することを目指している。