皆さま、こんにちは。クリプトトレーダーです。本日のテーマは「プロとアマチュアのビットコイン保有価格はいくら?」です。これまでにないユニークな手法で、プロとアマチュアのビットコイン保有価格を推定したいと思っています。カギとなる価格水準を意識することで今後売買するときの参考になればと思います。
アマチュアの考え方
アマチュアとはすなわち、ビットコインのことをよくわからないが儲かりそうだといううわさを聞いたのでやってみたという人たちです。買って保有してみて、ちょっと儲かれば売ります。下がれば損失を確定するのが嫌なので保有し続けます。わかりやすく例えるならば、渋谷のねーちゃんです。
プロの考え方
プロとはすなわち、マーケットの動きを知り尽くしたベテランです。別にビットコインの利益で生計を立てているわけではありません。損切りやリスク管理を徹底しているつもりでしたが、あまりにビットコインが上がりすぎたので「ただ買っていればよかったのか。」と少し後悔していたりもします。
買って保有してみて、ちょっと儲かれば少し我慢しつつもやっぱり利食いをしてみます。下がれば損切りするのですが、急速に戻すリバウンドを経験しているので反対売買を先延ばしにしてみます。わかりやすく例えるならば、頭でっかちの金融マンです。こう書くとプロって大したことないなと思ってしまいますが、でも、案外そんなものです。
シンプルにモデル化
これらの考えをモデル化してみます。重要なのは参入時期です。2017年11月~12月頃、2018年の2月頃の取引が多いという印象ですので、この辺りを中心に結果を比べてみるといいかもしれません。
単純な考え方ですが、アマチュアは取引が盛り上がったときに参入します。なので、取引量が前日と比べて多いときに参入したと仮定します。一方、プロは取引量が減少した時にエントリーをするという仮定のもと、その取引量の差額を加重して平均した価格を表示してみました。

プロとアマの購入価格の比較
上記の表は、プロとアマの購入価格の比較です。見方としては、例えば2017年1月に自称プロがビットコインの売買をスタートし、今日(こんにち)まで売買を繰り返した結果の保有コストが666,607円だということです。2017年1月時点の価格ではありません。なぜなら、その間に利食いや損切りなど売買を繰り返しているからというのが理由です。2017年1月に始めた人は、2017年12月の最高値(230万円台)も経験していますし、今の70万円台も経験しています。もちろん、仮定の保有コストです。
同様に、2017年12月に始めた人は、1,356,190円のビットコインを今も保有し続けているという計算です。これが塩漬けのメカニズムです。大体感覚にマッチしませんか?
プロが負けている理由としては、相場が単調に上昇したからです。単調に上昇する相場は、何も考えずに買うのが正解です。2018年3月は、とうとう逆転現象が見られました。相場は上がるだけではないからです。とは言っても、まだまだプロは上昇相場を予測していますのでバイ・アンド・ホールドの似たような戦略をとっています。なので「差」はそれほど開いていません。
将来の価格と含み損益の推定

次に、将来の価格が75万円だったら、100万円だったら、というのを仮定して、含み損益を計算してみました。あくまで仮定の計算で、人によってはやれやれと利食いをする人もいるでしょうし、まだまだ我慢する人も出てくることでしょう。
しかし、基本的には含みがマイナスの場合には損益を確定する人が少ないものです。例えば将来の価格が100万円だとして、2017年10月~2018年1月に参入した人はまだ損失を抱えていますので、売ろうとはしないという仮定です。逆に言うと、将来の価格が100万円になれば、含み益になっている連中らは売却しようと考えるということです。
ビットコイン価格の抵抗帯
保有コストをグラフにしただけですが、この価格帯を超えることで初めて一つのステージをクリアするという感覚です。一旦段階が上がると、次の価格帯に挑戦していくわけですが、まだまだその兆しが見えないというのは悲観的だとも言えます。

まとめ
上昇しかみていませんので偏った分析であり、かつその分析手法も独断でやっています。なので、ああこんな感じだなとイメージしてもらうだけでいいのかなと思っています。この記事を読んでいただいて、何かに気付くことができれば私としてはうれしい限りです。それではよい一日を!
以上