クリプト訪ねて三千里:第991話
DeFiの将来性とビットコインの終焉

コーネル大学の経済学教授であるEswar Prasad氏は、ブロックチェーン技術を用いた分散型金融(defi)の可能性は本物だが、ビットコインはそれほど長くは続かないかもしれないと述べています。CNBCのインタビューで、ビットコイン、暗号通貨、ブロックチェーン技術、分散型金融(defi)、中央銀行のデジタル通貨について語りました。

Prasad氏は、「The Future of Money」の著者であり、コーネル大学チャールズ・H・ダイソン応用経済・経営学部の貿易政策担当上級教授および経済学教授を務めています。それ以前は、国際通貨基金(IMF)の調査部門の金融研究部門のチーフや、IMFの中国部門の責任者を務めていました。

同氏は、ブロックチェーン技術が金融や日々の取引方法に「根本的な変革」をもたらすと指摘し、次のように見解を述べています。「ビットコインのブロックチェーン技術の利用は、あまり効率的ではありません。環境破壊的な取引の検証メカニズムを使用しており、あまりスケールアップしません。」と説明しています。

「ビットコインが交換手段として十分な役割を果たしていないことを考えると、投資家の信仰心がもたらすもの以外の根本的な価値を持つことはないと思います。

さらに同教授は、「中央銀行に火をつけ、彼らが自国通貨のデジタル版の発行を考え始めました。誰もが利用できる追加の決済手段や低コストの決済手段を提供し、金融包摂を促進し、潜在的には金融の安定性を高めるという点で、さまざまな意味で優れている可能性がある 。」と説明しました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第924話からのターン。暗号資産、DeFi、NFTに感化された新進気鋭の若手が定期的に登場します!
ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムもあり、アメリカ発の最新情報など絶妙にサンドウィッチされて生きた情報をお届けいたします。

第596話~第923話まで、バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきました。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

BRニュースレターにご登録ください!ご登録頂くと日本語版Weekly Does of DeFiが無料で読める!

ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。