DeFiスタートアップ「Balancer Labs」が自動マーケットメイキングプロトコルの最新版を発表
分散型金融(DeFi)企業のバランサー・ラボは、自動化されたマーケットメーカー(AMM)の第2バージョンであるバランサーV2をリリースしました。
アップデートの目的は、新しいブランディングとガス料金の引き下げです。クリーンでシンプルなユーザーインターフェースを提供し、ユーザーや流動性供給者がプラットフォームをより簡単に使用できるようになったとのことです。十分な流動性がV2に移行するまでは、バランサーV1が最適な価格を提供します。V2のプロトコル・ボールトを経由して取引が行われることでガス料金が削減され、ユーザーのプライシングが向上します。(移行は、5月下旬から6月上旬に始まり2、3ヵ月間続くと想定)
「バランサーV2がガス料金を抑えて使いやすくなった理由の一つに「単一金庫:シングル・ボールト」があることが挙げられますが、資金を単一のスマートコントラクトに預けることに本質的なリスクがあると言う人もいるでしょう。セキュリティは当社の最優先事項ですので、この点については何度も議論を重ねました」とマルティネリはThe Blockにて語っています。
今後数週間のうちに、流動性の移行、BALの流動性採掘、V2ガバナンスに関する最新情報を共有する予定だと述べています。
バランサーV2の説明記事はこちら
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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。
~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。