仮想通貨トレーダーのタイムマネジメント

皆様、こんにちは。cryptoトレーダーです。本日はタイムマネジメントのお話です。仮想通貨は24時間土日も含めて毎日のマーケットなので、ずっとトレーディングができてしまいますね。ですが、24時間トレーディングをしましょう!というわけにはいきません。実はトレーディングの上手い下手はこのタイムマネジメントにかかっていると言ってもいいくらいです。

大きく稼ぐこともトレーディングの魅力のうちですが、時間をきっちりと決めて効率よく稼ぐという付き合い方も当然可能ですし、そのほうが息も長く無理が生じません。例えば、一日5時間を労働相当とみなし平均年収を稼ぐことを目指せば、より充実した人生を歩むことができます。

今回は、仮想通貨トレーダーとして成功するためのタイムマネジメントの極意を3つ:トレーダーのタイプ別でのタイムマネジメント、一日のスケジューリングのポイント、スケジューリングがうまくなるためには、を紹介いたします。

タイムマネジメント(トレーダーのタイプ別)

ここで取り上げるのはシステムトレーダーと裁量トレーダーの2つのタイプです。まずシステムトレーダーはストラテジーベースで取引をするため、取引が行われる時間帯に画面に張りつく必要はありません。ですからシステムトレーダーは更にタイムマネジメントの効率化ができるのですが、一方でストラテジーの開発という仕事が加わるため、時間がいくら合っても足りないというマイナスのスパイラルに陥ります。

周りに邪魔されない時間を選び、開発時間を設ける上で何を成果とするのか、何を目的として時間を使うのかを事前に計画したほうがよいでしょう。予算を組む感覚で「時間の予算」を立てるのもいいかもしれませんね。

裁量トレーダーはマーケットに合わせてスケジューリングを行います。後ほど、一日のスケジューリングのポイントをお話しますが、どの時間帯にデスクに座るべきかをしっかり決めておくほうがよいでしょう。もちろんマーケットが相手なので、あらかじめ決めた時間帯以外で値段が動くイベントもありますが、そこは事前にスケジューリングをするなどして時間を大切に扱いましょう。

一日のスケジューリングのポイント

マーケットの動きには特徴があり、仮想通貨もFXと同様に東京時間、ロンドン時間、ニューヨーク時間の3つに分けられます。

FXに関して、東京時間は実需の相場と言われており、仲値の時間帯に向けて値動きが活発になり、その後落ち着くパターンですが、仮想通貨の場合は当然実需などありません。仮想通貨対円の取引シェアが多くなったとはいえ、この時間帯の値幅は欧米の時間帯と比較すると小さいです。

*CMEビットコインリアルタイム指数から算出

ロンドン時間は後半になるにつれて徐々に値動きが激しくなります。ニューヨーク時間は21時半から0時までが一日の中でも最も動く時間帯となります。冬時間はこれにプラス1時間で計算します。

裁量トレーダーは市場の厚みがある最も動く時間帯にトレーディングをするほうがよいでしょう。なぜならば値動きをとらえなければスプレッドという相対的なコストの元が取れなくなるからです。

スケジューリングがうまくなるためには

時間だけで説明できるほどマーケットは単純ではないので、ただ単に時間割を作るだけでうまくいくということはありえません。ですが時間帯による特徴があることは事実です。自分の得意な時間帯のプロとなることで、他のトレーダーに対して優位に立てることも考えられます。ロンドン時間を主戦場にし、東京時間はトレーディングをしないという規律を自分自身で作るなどカスタマイズも可能です。ある程度時間の調整をしながら、有意義な自分の時間を確保しましょう。バランスの取れた生活が、今後のトレーディングに良い結果をもたらすことは間違いありません。

時間を決めることは、ポジション管理や精神バランスを保てるなど良い結果に結びつきやすいです。依存症になることも防ぐことができます。特に専業トレーダーの人は、時間はいくらでもあるとは思わないで自己管理の徹底を心がけましょう。以上、タイムマネジメントのお話でした。

ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。