1つのプラットフォームで複数のDEXへオーダーを!クリプト訪ねて三千里:第92話 Totle

昨日のWeidexに続き、本日もまたDeFi系のスタートアップをご紹介させていただければと思います!今日スタートアップTotleは、複数のDEXをAPIで接続することで、1つのDEXで取引するよりも大きな流動性にアクセスすることができるプラットフォームを開発しています。

Decentralized Liquidity on Autopilot

 

TotleはAirSwap、Bancor、Kyber Network、UniSwap、そして昨日ご紹介したWeidex等の複数のDEXとAPIで繋がった取引所プラットフォームを展開しています。

トレーダーは、AirSwap等の1つの取引所で取引するよりも、他のDEXと合算した流動性にアクセスできるため、より大きなオーダーを出すことができます。

 

クリプト界隈では、DEXは板が薄すぎてあまり使い物にならないことが通説ですが、このTotleのようなアグレゲート機能によって、DEXの利便性が向上し、利用するトレーダーが増え、延いてはDEXの流動性が増加することを期待したいです。

 

またTotleの面白い点は、DEX機能を活かして、決済のゲートウェイとして自身のプロダクトを提供している点です。以前クリプト訪ねて三千里でご紹介したWyreのバックエンドでも、実はこのTotleがクリプトの両替を行っていたというのは驚きです。

 

ユーザービリティも高く、Metamaskさえ持っていれば、ものの1分ほどでクリプト⇔クリプトの換金が可能です。

 

流動性の低いトークンの換金手数料が高いことが気になる点ですが、未成熟なマーケットを鑑みれば仕方のないことでしょう。

ちなみに筆者はGRIDというマイナーなトークンを1000円分ETHに換金しようとしたところ、300円の手数料がかかりました。おそらく時間帯によっても異なるでしょうが、トランザクションを行う前に手数料を確認することをおすすめします!

 

Totle

・出資ラウンド(2019/7現在):-Seeds

・資金調達額:$2M

・ポジションや提携について

もしご関心ある方いらっしゃいましたら、お気軽に下記のお問い合わせからご連絡を!