2021年10月13日(水)、すべてのステーブルコインの時価総額は約1,340億ドルで、これは2.4兆ドルの暗号資産エコシステム全体の5.60%にあたります。中央集権的なステーブルコインのプロジェクトが、ドルペッグトークンとして支配していますが、分散型のステーブルコインも台頭してきています。アルゴリズム及びDeFiベースのステーブルコインの時価総額は、この1年で数十億ドルに達しています。
テザー(USDT)は、現在最も歴史があり、かつ時価総額が最も大きいステーブルコインの1つであり、2番目に大きいステーブルコインの評価額は、USDコイン(USDC)です。Coingeckoのステーブルコイン・バイ・マーケット・キャップ・メトリクスのデータによると、10月13日時点で1340億ドルのステーブルコインの資産があることがわかっており、これらの資金の大部分は、テザーとUSDCで、USDTの時価総額は約709億ドル、USDCは333億ドルとなっています。USDTとUSDCの両方を合わせると、現在存在する1,340億ドルのステーブルコイン経済の77.61%を占めています。
監査を提供する企業に裏付けられていない、コミュニティで運営されている分散型またはアルゴリズム型のステーブルコインは、全体の時価総額の8.95%を占めています。これは、現在流通している1,340億ドル相当のうち、120億ドルに過ぎません。
今のところ、USDCやUSDTのような中央集権的な競争相手が退場することはないだろうと考えられていますが、これらアルゴリズムやDeFi型のステーブルコインの多くは、企業の後ろ盾もなく、自然にその地位を築いています。その自然に築き上げられていくシェアの浸食が不気味であると言えるでしょう。
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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。
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現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。
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