クリプト訪ねて三千里:第925話
注目の3つのコイン~2021年10月中盤~

皆さん、こんにちは

ビットコインが息を吹き返してきました。今は5.5万ドル近辺で今年4月につけた6.3万ドルに近づいてきました。今年4月は米暗号資産取引所コインベースの上場など、強い相場が続き、機関投資家も頑張って買い支えた時期でした。日本でも上場企業のネクソンがビットコインを買って話題になりましたが、現時点で含み益となっています。

ビットコインは暗号資産の基軸通貨と言われています。これはアルトコイン対BTCのペアを提供している取引所が多いこと、最古の通貨であること、ロジックが大変しっかりしていることが理由となります。

価格の動きを説明します。4月にATH(最高値:All Time High)を付けたビットコインですが、米暗号資産取引所コインベースの上場をピークにズルズルと下げて、7月20日には3万ドルを割れました。9月前半には5.2万ドルまで戻りましたが、9月の終わりには4万ドル前半まで下げて、10月は5.5万ドル近辺まで回復しています。あと17%上昇すれば最高値まで達することになります。

今回の違うところは円ベースであれば、最高値が690万円にたいして、現在は620万円と大変ちかいところまで来ています。ドル円が上がっていることがその要因です。結局は対ドルのビットコインが基本となりますので、ドル高を計算に含めることでビットコイン円が強いという説明になります。

さて、注目のコインですが、恐らくは3~4か月後に上がる=注目という観点になるのかなと思っております。3~4か月後は来年の1月末くらいでしょうか。将来のことはわかりませんので、確定ではないですが有望であると思うコインを紹介していきます。

1、ADA

大型アップグレード・アロンゾの実装が完了したことを9月13日に報告しました。スマートコントラクト機能が導入されたことで、カルダノのdApps(分散型アプリ)プラットフォームの開発が可能となります。しかしながら、噂で買って事実で売るの通り、今は冴えない展開となっています。いずれ調整局面を経て、徐々に回復する展開になると見ています。

2、Terra(LUNA)

ステーブルコインを発行しておりますが、その価格不安定を補うガバナンストークンとしてLUNAトークンを活用しています。LUNAはアルゴリズムステーブルコインと呼ばれることもあります。

3、CELO

金融サービスを受けられない新興国の人々も参加できる、スマートフォンによるオープンでグローバルな金融サービスを提供します。

 

おまけ、HT(フォビトークン)

中国での暗号資産の全面禁止。この大きなニュースによりかなり下げています。海外移転は既に済ませていたのですが、今回の規制を受けて、即座に対応=「年末までに中国本土のアカウントをすべて削除する」を宣言しました。当然中国ユーザーが多いことから大打撃であることは間違いないのですが、この対応により中国当局からの追撃は免れます。この絶望の中からの復活は十分あり得るのではないかと見ています。

 

今回紹介したコインに関しては、売買タイミングを示しておりません。状況見据えながら自己責任でタイミングを見ていただければよいのかなと思っております。

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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。