クリプト訪ねて三千里:第48話 Terra

MakerDao、Compound等のDeFiプロジェクトが話題の中心となっていたConsensus2019。DeFiの中でも特に注目を集めているステーブルコインで興味深いプロジェクトをご紹介させていただきます。

Terraは日常で利用できるクリプトを開発するべく発足したスタートアップです。

BTCやETHに代表されるクリプトは、機能的な限界だけでなく、その価格のボラティリティから、日常(コンビニでの支払い等)での使用には適していません。そこでクリプトの代わりとして出ててきたのが、ステーブルコインです。性質的にはクリプトと大きな差はないのですが、価格がステーブル(安定している)という点で大きく異なります。

価格が安定するためには、その価格の根拠となるものが明確になっている必要がありますが、大方のステーブルコインの場合は、同量のFiat(Ex. 1トークンに対して1円)もしくは約倍の量のクリプトを担保にしています。(Ex. 1BTC:90万円に対して、45万円)

Terraでは、価格の裏付けとして、トークンに対してマイニングで報酬として獲得できるLunaトークンがバックされているようです。ここら辺の経済がどのように成り立っているのかはWhitePaperで詳細を確認することをおすすめします。

 

 

DeFiを謳うステーブルコインにしてはBinance、Huobi、OKEX、Monex等の取引所やPolychain、Hashed、Passport Capital、Nirvana Capital、Kakao、その他多数のステークホルダーから投資/支援を受けている事実を良い方に捉えるのか、悪い方に捉えるのかは難しいですが、期待値は高いようです。

 

 

【Terra】

・出資ラウンド(2019/5現在):Corporate Round 

・資金調達額:$32M (Corporate Roundの調達額は不明)

・売上予測:$—M

 

*出典はCrunchBase

https://www.crunchbase.com/organization/terra-d41a#section-overview

 

・ポジションについて

2019年5月現在の従業員は9名。

現状空のポジションに関する記載はありませんが、興味のある方は彼らのコンタクトからご連絡を!