英国規制当局FCA、暗号資産取引所Binanceが6月の要件を満たしていると発表
英国の金融規制機関である金融行動監視機構(FCA)は、暗号通貨取引所「Binance」が、6月に同社に課した要件を遵守したことを発表しました。FCAはさらに、Binanceは一部の投資サービスの提供を認められているものの、英国では暗号資産に関連するサービスの提供は認められていないことを明らかにしました。
「同社のこれまでの関与に基づき、FCAは同社を効果的に監督する能力がないと考えている。これは、消費者に大きなリスクをもたらす複雑で高リスクの金融商品を提供するグローバル・グループの一員であることとの関連で、特に懸念されることだ。」と述べています。
バイナンスは、6月30日の営業終了時までに広告や金融プロモーションを削除し、FCAに書面による確認を行うことも命じられました。さらに、バイナンスは、英国の顧客に関連するすべての記録を英国内の場所に「安全かつ保存」しなければなりません。これらの記録は、FCAの要請に応じて速やかに利用可能でなければなりません。
FCAによると、同社は、投資アドバイスの提供、投資取引の手配、投資の保護・管理、顧客の資金の保有など、一部の投資活動を行うことが認められています。
規制当局は、Binanceが「登録されるか、または当局からMLR(Money Laundering, Terrorist Financing and Transfer of Funds (Information on the Payer) Regulations 2017)の経過措置を利用できる旨の通知があるまでは、いかなるクリプトアセット活動も提供しないという約束に署名した」と指摘しています。
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現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。