クリプト訪ねて三千里:第744話
xDAI(クロスダイ)とは

xDAI(クロスダイ)とは何なのか。どうやって使うのかの簡単な説明をいたします。xDAI(クロスダイ)は、米ドル連動の暗号資産(クリプト)で、取引手数料が安く、速い処理能力を備えています。小売店や個人間の送金など、日常的な取引に向いている暗号資産(クリプト)がxDAI(クロスダイ)です。

xDAI(クロスダイ)は、暗号資産DAI(イーサリアム上のドルのステーブルコインの一種)の派生通貨で、DAIとは違うためxDAIという名前になっています。DAI(したがってxDAI)は、1DAI=1ドルに限りなく近い値を持つステーブルコインです。ステーブルコインの主な目的は、ほとんどの暗号資産の価格の変動に左右されることなく、暗号資産の取引を可能にすることです。

取引を行う(xDAIを誰かに送る)ためのコストは、約0.000021米ドルです。1セントの手数料を払うためには約500回の取引が必要で、しかも1 xDAIでも100,000 xDAIでも、取引の大きさは関係ないです。これは、既存金融とは比較にもならないですが、イーサリアム上の取引でも約10~20ドルかかることとは対照的です。

xDAIブロックチェーンの取引は5秒以内なので店舗での支払いに十分耐えられます。xDAI(クロスダイ)とオリジナルのDAIの違いは、シンプルに取引手数料と取引速度です。xDAIの取引手数料は約0.000021米ドルで、DAIの取引手数料は約0.15米ドルであり、取引速度はxDAIが5秒に対してDAIは1~3分程度です。この差の理由は、DAIがEthereumメインネットのブロックチェーン上にあるため、手数料やスピードがそれに依存しているからです。日本暗号資産市場株式会社の日本円ステーブルコイン(JPYC)はxDAIに対応しております。

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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。