クリプト訪ねて三千里:第806話
DeFiの動き・ハイライト

気になるハイライトです。

  • テキサス州の規制当局、銀行による暗号資産のカストディを認める方向へ
  • 暗号資産ハードウェアウォレットのLedgerが3億8000万ドルを調達
  • コインベースが401(k)プロバイダーと提携し、退職金運用プランに暗号資産の導入を検討
  • Mark Cuban氏、銀行はDeFiを恐れるべきだと語る
  • DeFiプライム・ブローカー業務のトップを目指してソラナベースのOxygenがJump Tradingを買収
  • Polkadot(DOT)がコインベース・プロでローンチ

気になったのは「Mark Cuban氏、銀行はDeFiを恐れるべきだと語る」です。DeFiアプリケーションは、伝統的な金融システムを暗号通貨で再現することを目的としており、DAOはDeFiアプリケーションやその他のプロジェクトを統治・監督することができます。DAO内のコントロールは民主化されており、一人の中央集権的なリーダーがいるのではなく、メンバーが決定事項やルールを投票し、それがブロックチェーン上のスマートコントラクトにコード化されています。

例えば、DeFiレンディングによって、ユーザーは伝統的な銀行が不換紙幣を扱うように暗号通貨を貸し出し、貸し手としての利息を得ることができます。Aave、Compound、MakerなどのDeFiレンディングのアプリケーションは、DAOによって管理されています。このような分散型プロトコルの構造はDeFiが伝統的な銀行の深刻な競争相手になり得るとMark Cuban氏は考えています。

“すべてがスマートコントラクトで制御されています。完全に自動化されており、誰からも承認を得る必要がなく、数分でローンを組むことができます。”

キューバンによれば、これによってDeFiのような自動化された金融市場は、”同様の伝統的な企業に比べて、資本的にも運営的にも非常に効率的である “という。

キューバンは、リスクがあることや、この技術のすべてを解決しなければならない技術的な問題があることを認めながらも、”このアプローチはパーソナルバンキングの未来だ “と述べています。

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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。