クリプト訪ねて三千里:第679話
ステーブルコインの技術

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ステーブルコインと言えば、法定通貨や金にペッグしての価格安定に努めていますが、この技術はすごいことだと思っています。仮にテスラ株に連動したステーブルコインを開発したとしましょうか。そうした場合において、DEX上でテスラ⇔ビットコイン⇔日本円⇔米ドル⇔何でも、といった交換が可能になるということです。

では、日本の失業率に連動したステーブルコインがあったとしましょうか。失業率が2.9%だとするとこの場合はオラクルを用いて失業率そのものがブロックチェーン上に乗っかっているので、日本の失業率⇔日本円⇔米ドル⇔ビットコイン⇔何でも、と交換が可能になるのです。ありとあらゆる数字についての交換が可能となり、かつこのペッグする=安定させるという技術は大変重要です。
※実際は、日本の失業率の変動に対する対価が算出されていないといけないので結構難しい問題です。

 

ステーブルコインの実装には3タイプあります。

  1. 担保型(ステーブルコインは銀行口座の預かりによって裏付けられている。)
  2. クリプト担保型(スマートコントラクト内の暗号資産によって裏付けられている。)
  3. アルゴリズム型(インセンティブにより価格が目標値の範囲内で安定することを目指す。)

ステーブルコインは、従来のSWIFT(銀行間の国際的な金融決済)を横目により速く、より安く、より安定したボーダーレス決済を提供しようとしています。

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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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