Celsiusの裏側とBalancerのBlacklist化、AugerVer2.0の苦戦。クリプト訪ねて三千里:第493 話 Connext

BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考える筆者が、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムです!その日目に留まったメディア記事も幾つかピックアップしてお届けします!

勝手にピックアップ。今日のクリプト界隈の出来事。

 

・Celsiusがユーザーに開示していないこと(Coindesk)

ICOで調達した資金の損失、貸し手のDD等、CoindeskによるCelsiusのスキャンダル記事。

⇒CelsiusはLendingマーケットでもGenesisやBlockFiに次ぐ巨大レンダー。あの高金利で借りているのは取引所かヘッジファンドと高リスクな借り手ですが、もしものことがあれば全体のマーケットに影響しそう。

 

・BalancerがYFIのコピーをBlacklistしたことが議論に(Decrypt)

Balancerにて$20M程のプール規模を誇っていたYFII。YFIのコピートークンですが、ガバナンスコールもなくBalancerが同プールを除外したことが議論の対象となっています。

⇒ここら辺の”塩梅”。要するに運営の匙加減がDecentralizedなアプリでは難しい。。運営はユーザーを思っての決断でしょうが、その意図ですら還元されない場合があるという。

 

・AugerVer2.0:仕様の制限でユーザーの幅も制限?(The Block)

6年の歳月を経て大きなアップデートを施したAugerですが、独自トークンのREPの更新(REPもVer2.0仕様に古いものと交換する必要がある)におけるEthereumのトランザクション手数料が高過ぎる現状から、新しいREPへの交換が進まない状況となっている。

⇒約10%程のREPしか交換されていない現状。新旧のREPのスプレッドは14%近くあり、その需給のギャップを物語っています。

 

今日のスタートアップ・ハント!

 

Connext:https://connext.network/

Scalable Ethereum

 

ConnextはState ChannelでEthereumをスケールリングさせるLayer 2プロジェクト。Connextを活用すればトランザクションをバッチさせて、Ethereumへ1つのトランザクションにまとめて投げることが可能となります。オフチェーン上で処理する為、Ethereumにおけるトランザクション料が掛からず安く、そして速くトランザクションを処理できます。

ConnextのState Channelノードは誰でも簡単にチャンネルを開くことができ、トランザクションを任意のチャンネルへルートすることも可能。

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