クリプト訪ねて三千里:第775話
NFTのビジネス化からの妄想

NFTの未来がいまいちイメージできず、どのようなビジネスが展開できるか考えあぐねています。現実世界でデジタルトークン化、NFT化した方が都合のよいものが耐久財や希少価値のある製品です。現実世界からデジタル化へのブリッジが面倒ではありますが、各イベントで紐づけることで履歴がわかればよいのではないかと思います。

電化製品

不動産
ダイヤモンド
骨董品

電化製品は一意性を持たせた方がよいと思っています。例えば冷蔵庫や洗濯機など、大型家電においては修理履歴や廃棄に至るまで所有権、責任者を明確にした方が環境にもよいと思います。粗大ごみが川に捨てられているのは悲しくなりますよね。NFT化されていれば経歴が分かりますし、盗難にあったとかであればその履歴を申告していれば廃棄の罪にも問われません。近い将来、NFTが活躍できそうなのはここかもしれませんね。

車、不動産は既に登録義務が伴っていますので簡単にNFT化できると思います。不動産の登記情報は国が管轄していますので説得するのは大変かもしれませんが、逆に考えると管理者が単独のため、一旦舵を切れば早いように思えます。車も同様かもしれませんが、車の場合はメーカーの数が限られていますので、1社の意思決定ですぐにNFT化されそうです。さらに何社かが後に続けば、自動車登録はスムーズに事が運ぶでしょう。ダイヤモンド、骨董品も希少価値があるからこそ鑑定が必要なので、そのNFT化は進みそうです。ただし、鑑定という現実の作業からデジタルへ移行する際に間違った情報を送る可能性もありますので、ここはボトルネックとなりそうです。

ダイヤモンドを例に、NFTによる先物への商品化については今後のネタとさせていただく予定です。

デジタル商品が最もNFT化に適しています。この辺りは親和性があるでしょう。

デジタルアート
デジタルアバター
デジタル統計

所有欲が薄れてきている昨今、NFT化にはレンタル商品が適しているとも思いますが、レンタル商品に一意性、個別認識は不要でしょうか。消費者にとっては不要ですが、レンタル商品を提供する側はもしかしたら管理できた方が便利かもしれません。レンタル履歴に応じて価格割引のサービスもできそうです。

所有欲が薄れてきている中、登場したのがモノを持ちたくないミニマリストです。ミニマリストはモノを持ちたくないがゆえに必需品にはオリジナル性を持ちたいというニーズが生まれます。米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグが毎日同じシャツを着るという話は有名ですが、そのシャツをみんなが着てしまってはザッカーバーグ氏も困惑するでしょう。もしかしたら、自分のお気に入りのシャツをNFT化して価値を高めようとするかもしれません。(ちょっと苦しい説明かな・・)

いずれにしても、NFTの価値はデジタル世界の中での一意性、希少性を主張するためのものなのでデジタル作品に親和性があるのは間違いないでしょう。NFTバブルと言われていますが、原資産があってこその価値だと思いますのでその見方は見失わないようにしたいと思います。

今日の記事は、とりとめのないブレーンストーミング的な位置づけでした。まだ整理ができていなくてすみません。徐々に考えを整理してお伝えするよう心掛けます。

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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。