BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考える筆者が、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムです!その日目に留まったメディア記事も幾つかピックアップしてお届けします!
勝手にピックアップ。今日のクリプト界隈の出来事。
・BNBのバーンから見るBinanceの2020年の収益(The Block)
Binanceは今期$60MものBNBを償却。前期比で15%増。12回の償却イベントで合計$360M分ものBNBを償却済。現物取引のボリュームは減少したものの、先物取引のボリュームはQtoQで68%増。
⇒以前まではBNBの償却量からBinanceの売上の予測が付きましたが、償却メカニズムの改変(利益の何%からトレーディングボリュームへ)から現在は見当が付けられません。しかし、現物取引と先物取引のボリュームを見るに全体的なボリュームは増加しているので、売上も前期比で増の予想。
・Twitterのハッキング事件の犯人はWasabi Walletでミキシングを活用(Coindesk)
著名なTwitterアカウントの乗っ取り事件が横行していましたが、犯人はどうやらWasabi Walletで一部のBTCをミキシングで洗浄した模様。
ブロックチェーン分析企業Ellipticの調査によると、犯人は総額の20%程のBTC、2.89BTCをWasabi Walletのミキシング機能を通じてロンダリングしたみたいです。個人的にはミキシング面白いと思いますが、いずれ規制当局は摘発の対象にしそう。
今日のスタートアップ・ハント!
Sapio:https://docs.google.com/presentation/d/1X4AGNXJ5yCeHRrf5sa9DarWfDyEkm6fFUlrcIRQtUw4/edit#slide=id.p
Stateful Smart Contracts for Bitcoin with OP_CTV
SapioはBitcoinのCore DeveloperであるJeremy Rubinが提案するBTC向けのスマートコントラクト言語。現在Ethereumと比べるとBitcoinのスマートコントラクトは複雑で、尚且つ表現の幅が狭い。それをSapioではEthereumと同程度の水準まで持っていこうというもの。