クリプト訪ねて三千里:第39話 UMA

MakerDao、Compound、Alkemi、そして本日のUMA等、最近は非常にワクワクするDeFiがバンバンと頭角を現してきています。新しい金融の形を垣間見ているようで非常に心躍ります。自分でも何かDeFiをサービスを作りたい。。

UMA(Universal Market Access): https://umaproject.org/

UMAはユーザーがデリバティブ取引をデザインできるOpen Sourceのスマートコントラクトです。

実際どのように機能するのかといいますと、

 

1. ユーザー間の合意書を作成

Aさんが今後6か月でAppleの株が下がると予想したとします。

BさんはAppleの株が割安だと考え、Longを検討しています。

AさんとBさんは、UMAのスマートコントラクトを活用して取引を構築します。

両者は証拠金として契約額の10%を担保に入れます。

 

2. 自動的に契約を履行

合意書を作成し終えてから、Appleの株価が下落したとします。

そうなると、Bさんは証拠金維持率が10%を下回らないように、追加で資金を入れる必要があります。

 

3. 即時精算

6か月後、Appleの株価が30%下落したとします。

Bさんはポジションを維持するために、10%の証拠金維持率を下回らないように追加で出資していたため、満期をもって契約は精算されます。

 

上記の通り、P2Pでユーザーは独自の金融派生商品(デリバティブ)を構築することができるのです。

契約の内容は2者間で合意できれば、どんなものにでもカスタムできます。(この点がある程度ガイドラインや規制が必要かもしれませんが。)

Placeholder PartnerのChris Burniskeがアドバイザーとして入っているだけあって、MakerDaoとの連携等、Decentlarizedなポジショニングは非常に好感が持てますね!