最近ステーブルコインを中心に普及しつつあるDeFi(Decentralized Finance)ですが、大変面白いスタートアップが頻出しています。ということで今回はDeFiランキングで第3位に躍り出たAlkemiというスタートアップをご紹介します。
Alkemi: https://alkemi.network/
眠らせているクリプトを、有効活用しよう。
AlkemiはDeFi(Decentralized Finance)系のプロジェクト中でも話題沸騰中のプロジェクトです。というのも先日、$16MドルのLiquidity Poolを既に取り扱っていることを公表し、DeFiの資産取り扱い額ランキングで、MakerとCompoundに次ぐ、第3位にいきなり躍り出たのです。
$16Mを一体どんなことに利用しているのかといいますと、AlkemiはクリプトのLiquidty問題を解決しようとしているのです。Liquidity問題とは、取引の流動性が十分でないこと、つまりはクリプトを欲しいと思った人が買いたいと思った値段で買えない、また逆にクリプトを売りたいと思った人が自分の売りたいと思った値段で売れないような環境を指します。
Alkemiはその環境をDencentralizedな方法で整備しようとしています。
一体どんなことをAlkemiでできるのかというと、
1. ユーザーはAlkemiの提供するアプリから自分のウォレットをスマートコントラクトに接続します。
2. ネットワークに参加する取引所らが提示している価格を集積し、平均価格を算出します。
3. もし平均からかけ離れた価格を提示する取引所があれば、そのばらつきを是正するためにLiquidity Poolが活用されます。
4. スマートコントラクトに接続していたユーザーは、金利のような形で一定額の報酬を獲得できます。
つまりは、スマートコントラクトを活用して、自分の余分な資産を誰かに貸し出すことができるのです。
上記の一連の動きは独自のプロトコル上で行われており、カストディアンが存在しません。
これはDencentralizedをうたうならば非常に重要なポイントで、ユーザーの資産自体はユーザー自身が管理(Private Keyを保有)しできるのです。
MakerとCompoundに次ぐにふさわしい綺麗なDeFiプロジェクトだと筆者は応援しております!
最初はある一定規模のユーザーしか対象になっていないようですが、ゆくゆくはあらゆる規模のユーザーが参入できるような仕様になるとのことです!NewsLetterには登録できるようなので、気になる方は是非ご登録を!