最近盛り上がりを見せつつある、Staking-As-A-Service。そんなスタートアップの中でもコミュニティに即したStaking代行サービスを運営しているのがこのStaked。
Staked: https://staked.us/
クリプト錬金術
StakedはPoSの代行、またレンディングを提供しています。
現状、大多数のクリプトではPoWが採用されていますが、徐々にその持続可能性からPoSに移行するクリプトが多くなってきています。2019年末には、25%近くものクリプトでPoSが採用されるといわれており、このマーケットが拡大傾向にあるとNYの界隈では話題沸騰中です。
そんな背景がある中、ユーザーからデジタルアセットを預かって、代わりにStakingをするPoS代行サービスが最近流行っています。というのも、Stakingは確実に資産を増やす手段として好まれており、低くても年利で2,3%程のリターンが見込まれます。トークン自体のボラティリティは相変わらずではありますが、そんなおいしい機会をトレーダー、特に機関系が見逃すはずもなく、盛り上がっているものと推察します。
Stakedでは、単にStaking代行を行うだけでなく、レポート作成や同一のプラットフォームで様々なクリプトへStakingができることが可能です。また、レンディング用のアドレスを用意してあり、ユーザーは両者を比較してより優位な方を選択することが可能です。
通常PoSを採用するクリプトはガバナンスと言って、コミュニティの指針に対する投票をすることが可能となっています。大方のStaking代行サービスの場合、こちらのガバナンスを放棄することになるのですが、Stakedでは企業としての意見や立場を公言しており、それに同意するユーザーが来てもらえるような姿勢を開示しています。
The Blockの記事でも、Staking Poolは単なる商品ではなく、コミュニティの指針に関わる政治的な役割を帯びるという指摘があるように、Pool側の立ち位置(主張)は非常に重要になると思われます。極端な話、やたらと異議を唱えるアクティビスト的なPoolに加担すればクリプト自体の値段を下げかねません。サービス内容だけでなく、各Poolの目的やコミュニティに関わるポジショニングを知ることは必須ともいえるかもしれません。
今後も様々な思想を持ったStaking Poolが出てくるかと思いますので、引き続きPosの動きには目を見張っていきます!
【Staked】
・出資ラウンド(2019/5現在):N/A
・資金調達額:N/A
・売上予測:N/A
*出典はCrunchBase
https://www.crunchbase.com/organization/stakingrewards-com#section-overview
・ポジションについて
2019年5月現在の従業員は3名?(正確な情報は不明だが、もっといそう)。
空きのポジションは2019年5月現在、セールス、エンジニアともに募集を受け付けていますので、ご興味のある方は直接連絡してみましょう!
[…] Infinity StoneもUSを拠点に置くスタートアップということで、ユーザーの利用規約を開示していますが、内容は以前ご紹介したStakedとほぼ同一のものでした。基本的にStakingサービスが保証するのは、サーバーのメンテナンスで、100%のアップタイム(常時ウォレットがオンライン同期)がスタンダードです。詳しくはこちらのTerm&Serviceを一度読んでおくことをおすすめします!まだまだ法整備が及んでいないStakingですが、おそらくこちらがたたき台になってくるものだと思われます。 […]