本日のテーマは「コントラクトアドレスに入金はできない」です。実は以前に、BitstampからBitfinexに24.8 ETHを送ったことがあったのですが、Bitfinexに全く反映されず、途方に暮れたことがあります。
とことんサポートとやりあいました。結果的には21日間で正式に反映されて事なきを得たわけですが、黙っていればずっと反映されなかったことでしょう。
Bitfinexの立場から見ると、まあ手作業で個人のウォレットに反映させるといった面倒な作業をしたわけで、誰も得をしていません。
今回はコントラクトアドレスの見分け方についてお伝えしたいと思います。
コントラクトアドレスに送付できません、と言われた
ちなみにこれはイーサリアムに当てはまります。スマートコントラクトを実装している特徴により、受け取り可能なアドレスと、受け取り可能でないアドレスというのが存在します。いわゆるスマートコントラクト(受け取り可能でないアドレス)は残念ながら受け取りができないのです。※MyEtherWalletから送るという技もあります。
コインチェックやビットフライヤーで送金処理をして、他の仮想通貨交換所で受け取りをいくら待っても全然反映されない。こんな時は受け取りに指定したアドレスがコントラクトアドレスであるということを疑いましょう。
「コントラクトアドレスに送付できません。」とスタックしているコインチェックやビットフライヤーに悪態をつくのは見当違いです。迷子になるのを防いでくれていますので、むしろコインチェックやビットフライヤーに感謝しましょう。トラブルの未然防止をしてくれているのです。
某海外交換所では今もコントラクトアドレスが指定されている!
海外の取引所だと思うのですが、入金アドレスにコントラクトアドレスが表示されています。私自身がトラブルに巻き込まれたのはおよそ一年前です。Bitfinexについては、現在確かめたところしっかりと送受可能なアドレスでした。
しかし、Bittrexのアドレスを調べたところ、なんとこれがコントラクトアドレスが指定されており、受け取り不可でした。(旧ZaifからBittrexに送付指示をすると、コントラクトアドレスに送付できません、と言われた。・・)
流石に経験があることから、少額ETHで試したため不安は小さかったですが、それでも心配であったことは確かです。なぜ、コントラクトアドレスが表示されるのかは今もなお不明です。
コントラクトアドレスの見分け方
コントラクトアドレスであるか否かを見分ける方法があります。Etherscanを利用しましょう。Etherscanはアドレスの状態を可視化できます。コントラクトアドレスであれば左上にContractと表示されます。そうでなければ、Addressと表示されます。
まとめ
コントラクトアドレスに入金はできません。入金に反映されないため、仮想通貨交換所に問い合わせをすることになります。問い合わせをした方は経験あると思いますが、回答は非常に遅いです。
どういう意図なのかわかりませんが、入金アドレスにコントラクトアドレスを表示している仮想通貨交換所があるため注意しましょう。Etherscanを使えば、見分けることが可能です。それではよい一日を!
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