複数のクリプトを1つのバスケットに!クリプト訪ねて三千里:第89話 Set Protocol

遂にクリプト錬金術の扉を開けてしまうプロジェクトが現れましたね。つい先日、このSet Protocolを見つけるまで、自分でこのようなプロトコルを作れないかとコソコソと考えていましたが、この行動の速さは素晴らしいという他ありません。

The standard for tokenized baskets

 

Set Protocolは、スマートコントラクトベースのトークンをまとめて、1つのトークンとすることができます。これの何がすごいのかといいますと、散々ウィンクルボス兄弟らが推進を図っていたBTCのETFがDecentralizedな形でできてしまう点です。例えば、下記図のようにネットワークの参加者がBTCとETHを半々の割合でバスケット通貨を作成できてしまうのです。

 

この他にも例えば、時価総額Top10のクリプト版をバスケットに入れた、ダウ連動型商品のようなものや、もしくはShit Tokenを織り交ぜたSub Primeローンならぬ、Sub PrimeTokenが出来てしまうわけです。バスケットの内訳はBlockchainの高い透明性によって、可視性が高いとはいえ、自分が何を買っているのか改めて確認する必要があるでしょう。

 

今後の規制の動向が気になるポイントですが、このSet Protocolは幅広い投資家層にクリプトを普及させるキラーアプリとなることでしょう。Fiatや株式とクリプトをバスケットした商品等、魅力的な商品が次々と開発されていくとが予想されますので、彼らの動向から目が離せません。

 

Set Protocol

・出資ラウンド(2019/6現在):Seeds

・資金調達額:$2M

・ポジションについて

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