いわゆるUn-Banked(銀行口座を持たず、金融へのアクセスがない人々)の存在が発展途上国だけでなく、先進国であるアメリカでも確認され、議論の対象となっている昨今。SIMカードさえあれば、送受信をすることができる金融システムが整いつつあります。そのようなBOP(Base Of Pyramid)を対象とした金融サービスの最前線を開拓している団体の一つがこのGiveDirectlyでしょう。

GiveDirectly: https://www.givedirectly.org/
Send money directly to people living in extreme poverty.
GiveDirectlyは主に東アフリカ地域の極貧生活者への支援を行っている団体です。独自のスコアリングやクライテリア、現地スタッフの訪問を用いて支援対象者の選定と送金ラインの確保、その後の継続的な支援を行っています。興味深いことにOmiseGoが$1Mの寄付金を拠出しており、クリプトを用いた様々な送金ラインを検証していることが伺えます。
GiveDirectlyは寄付金の88%を支援対象者に直接届けられるようなシステムを構築しています。12%は送金にかかる純粋なコストとのことで、利益は追及しない、NPOとして活動しています。同時に彼らは支援だけでなく、現金の支給がどのような影響をもたらすのかも研究しており、ウェブサイトからは様々な指標を見ることができます。(下記は支援された方々のコメント)
また、以前BlockRabbitでも取り上げたCeloとの連携を公表しており、StableCoinでの送金実験のために現在募金を集めている最中とのことです!ご興味ある方は是非、ウェブサイトから募金して下さい!現在、Fiatだけでなく、BTC, XRP, ETH(ERC-20)といった様々な通貨での募金を受け付けています。
【GiveDirectly】
・出資ラウンド(2019/6現在):Grant
・資金調達額:1M
・売上予測:-
*出典はCrunchBase
https://www.crunchbase.com/organization/givedirectly#section-overview
・ポジションについて
2019年5月現在の従業員は-50名!
募集している職種は会計士や現地スタッフ、コンプラ、エンジニアと多岐に渡りますので、社会に貢献したいという強い思いががある方は下記までご連絡を!