DeFiは、プロトコルとアプリケーションのエコシステムとして成長しており、毎日、数千人のユーザーに価値を提供し、何億ドルものデジタル資産に相当する取引が行われています。単に送金や支払いを行うだけでなく、貸し借りや取引、ポートフォリオ管理、保険など、あらゆることを可能にするアプリケーションによって、新しい金融システムの基礎が築かれています。
DeFiのエコシステムは、以下のカテゴリーで構成されています。
カストディ
ユーザーの秘密鍵やデジタル資産を自己保管することができるイーサリアムウォレット。これは、個人が自分の資金を常に管理できることを意味し、中央集権的なエンティティを信頼する必要がないため、ハッキングのリスクを軽減することができます。これらのウォレットは、ユーザーがDeFiのアプリケーションにアクセスするためのゲートウェイとなる。
融資
DeFiのレンディングプロトコルは、ユーザーがデジタル資産を預金のリターンと引き換えに貸し出したり、暗号通貨を担保に借りたりする機能を、仲介者なしで提供する。
トレード
分散型取引所(DEX)は、中央集権的な仲介者に頼ることなく、オンチェーンでデジタル資産の交換を可能にするプラットフォームです。これらのプラットフォームは、誰でも、どこでも自由に利用でき、ユーザーは自分の秘密鍵や資産を管理することができます。
デリバティブ
DeFiのデリバティブプラットフォームでは、不換通貨からインデックスやオプションなどの金融商品を表現したデジタルアセットの発行と取引が可能です。
保険
スマートコントラクトの脆弱性や価格変動に対するプロテクションを提供するプロジェクトで、コミュニティの資金を集約してカバーに利用します。
資産管理
自動化された戦略や、最も利回りの高い貸し出しプールへの資金のルーティングなど、さまざまなツールを使って、ユーザーがポートフォリオをよりよく管理し、可視化できるようにするプロトコルです。
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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。
~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。