ストック・トゥー・フロー(S2F)モデルのメイク・オア・ブレイクに近いものがあります。2019年3月に(ニックネーム)プランBが初めて公開したストック・ツー・フローモデルは、ビットコインの相対的な希少性と資産の価格との関係を定量化しようとするものでした。
ビットコインの価格が3,000ドル前後の状態でモデルが初めて発表されたことで、ビットコインの価格は過去2年間にわたってモデルを中心に印象的に振動していましたが、4月の高値から50%後退した過去3カ月間では、モデルの値との乖離が歴史的なレベルにまで拡大しています。
25,000ドル前後になると、価格はモデルよりも2つの標準偏差を下回ることになり、モデルが完全に無効であると主張する人もいます。S2Fはビットコインの評価フレームワークに過ぎないが、この2年間、S2Fモデルに基づいて多くの資金が流入したことが推測されます。
現在、S2Fの偏向倍率は、ビットコイン価格が0.06ドルだった2010年10月以降で最も低くなっており、現在の偏向倍率は0.31となっています。2010年にはS2Fモデルは存在せず、ネットワーク上での投資家の活動もほとんどありませんでしたが、これは、現在の偏差がモデルの過去の価格ポイントからいかに離れているかを示しています。
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現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。