インパーマネントロスの計算です。1万ドルを投資したと仮定します。
DeFiYield
今年2月1日から現在までのパフォーマンスをそれぞれCAKE、BNBが624%、489%上昇したと仮定して算出をしてみました。
CAKE-BNBは-3.36%。単純に持っていれば$55,650だったのに対し、流動性を供給すると$55,313.66となりました。
この差額336.34ドルがインパーマネントロスになります。
では次にCAKEとUSDのペアを見てみましょう。この損失は恐るべしです。-138.50%です。
単純に持っていれば$31,200だったのに対し、流動性を供給すると$17,350.14となりました。
この差額13,849.86ドルがインパーマネントロスになります。
なぜこのようなロスが発生するのかというと、50%:50%を保つのに値上がりしたCAKEを売ってUSDを多く保有したからです。当初は$5000ドル分だったのが$13,224.04まで保有額を増やしたことが原因です。
このインパーマネントロスはいわば機会損失と捉えることもできます。
単純に50:50で持っているだけであれば$31,200。でも下手に調整してしまったので$17,350.14となった。
つまり、片方が極端に動くペアを持てば損をすることは確実だということです。
片方が一方的に上がるペアであれば損失を被りますが、未来のことは分かりません。
上がると見せかけてそのまま戻ることも考えられます。行ってこいの場合は流動性を提供しているがゆえに売買もあるでしょうから、その分の手数料を稼げます。ヘッジ戦略、保守的に運用する場合においてはやはり流動性提供のペア=ステーブル:ステーブルよりも激しく動くが結局は元に戻るといったペアのほうが儲かることになります。
CAKE | 1.9181 | 13.88 | 624% |
BNB | 51.61 | 304.07 | 489% |
USD | 1 | 1 | 0% |
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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。
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現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。