DEXであるdYdXの資金調達が完了したとのことです。フェーズはシリーズBであり、シードからシリーズAを経ての資金調達です。
dYdXが他のDEXと異なる特徴としてはレバレッジ取引を提供しているところ。証拠金取引も備えており、デリバティブ特色の強いDEXであると言えます。マーケットが成熟してくれば、スポット取引から徐々にレバレッジを効かせる取引が増え始めてきますので、面白くなってくるプロジェクトであることは間違いないです。
14名の少人数で運営しているところがよいと言えます。Defiはオペレーションコストを大幅に削減できますので人海戦術のコスト(口座開設やバックオフィス)を抑えることができます。プラットフォームの運営ができればそれでよいので、開発リーダーとメンテのエンジニアがいれば事足ります。
特に中国に向けたビジネス展開はニーズも確かに存在し、ますます強いビジネスモデルとして重宝されることになるでしょう。24時間の取引量$29.2Mは、コインチェックのBTCJPYの取引量の6分の1なので、やはりまだまだ小さい市場です。
分散型暗号資産(仮想通貨)取引所(DEX)dYdXがシリーズBラウンドで1,000万ドル(約10億3,000万円)の資金調達
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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。
~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。