クリプト訪ねて三千里:第1109話
仮想通貨の保管サービス

最近は、メタパースやNFTが盛んになっていて、多くのニュースを見かけるようになった。一方で、仮想通貨に関する法整備はどのように進んでいるのだろうか。

仮想通貨に関連するサービスの一つとして、カストディサービスがある。簡単に言えば、仮想通貨を安全に保管するサービスである。

そんなカストディサービスに関連したニュースがあった。

先日バージニア州において、州銀行が「仮想通貨」の保管サービスを提供することを認める法案が承認されたという。仮想通貨の保管サービスをする上で、銀行は、適切なプロトコルの導入と慎重なリスクの検討が求められるとの旨が法案には規定されている。

今回の法案について議員は、暗号通貨が物理的な側面を持つものであることを人々に認識してほしかった。銀行に行けば、仮想通貨を預けることができ、銀行がそれを安全に保管することができるという点を示したいといった考えを示しているという。

同代表は、ブロックチェーン技術については神経質になっている人が多いかもしれないが、銀行については誰もがよく知っている、つまりは親しみがあるといったことを述べている。

法案を提出したヘッド氏は、この法案によってバージニア州は大きなアドバンテージを得ることになると述べたという。

 

昨年6月、テキサス州銀行局は州認可の銀行が暗号資産を保管することを許可した。2020年7月には、連邦政府が設立した銀行の規制当局である米国通貨監督庁が同様の動きをした。

バージニア州の法案は、代議院と上院で反対票を入れずに可決された。

 

今後、銀行による仮想通貨の扱いや接点が増えて、銀行を通じて市民の日常生活に仮想通貨が浸透していく未来も期待できるかもしれない。

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現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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