クリプト訪ねて三千里:第615話
DeFiのすごさ

DeFi(デファイ)の何がすごいのか。

金融業界ってずるいと思いませんか?自分たちで勝手にルールを作って、自分たちが苦しくなれば消費者から巻き上げる。自分たちでルールを決められたのでそのようなことが可能だったのです。だから「規制」という名の下で、監督者が業者の自分勝手な行動を戒めていました。「規制」がないと消費者を好き勝手に操作してしまうからです。お金は自分たちのデータベースで管理するものでしかなかったのです。

暗号資産というブロックチェーンベースのお金ができて、お金そのものが独り立ちできたのです。結果、システムによってお金を支配する必要がなくなった。個別のデータベースで管理する必要はなく、パブリックのデータベースに対して、業者側から歩み寄らなければならなくなった。そうなると業者側でシステム化する必要は全くなく、あくまでユーザビリティを提供するだけでよくなったのです。

金融機能が金融業者不要で提供できるわけですから、それはもうDeFi(デファイ):分散型金融、次世代型金融、もっとはっきり言うと金融業者いらない、ということになるわけです。すなわち、既存勢力と新興勢力の戦争、ストーリーの序章が今ここに始まったというわけです。

 

今日はETH2.0のことを書きたかったのですが、なぜかDeFi(デファイ)のすごいところを自分の言葉だけで語ってしまいました。少しでも伝われば嬉しい限りです。

 

 

 

 

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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。