クリプト訪ねて三千里:第1140話
クリプト大国の中国

Cambridge Centre for Alternative Finance (CCAF)のビットコインマイニングに関する最新レポートから得られた新しいデータによると、中国は依然として世界のハッシュレートにおいて2位の座を占めていることが明らかになりました。中国のビットコインの世界的なハッシュレートの22%近くを占めていますが、米国は現在37.69%と圧倒的なシェアを誇っているとのことです。

当時、中国政府はビットコインの採掘禁止を実施し、同国のマイナーの多くが再移動しました。しかし、最新のCCAFの統計によると、中国はビットコイン(BTC)ネットワーク専用のグローバルハッシュパワーで第2位のリーダーであるため、中国のハッシュレートは依然として非常に突出していることがわかります。

この研究の著者らは、中国にいるマイナーは、仮想プライベートネットワーク(VPN)を活用して所在地を隠している可能性が高いと見ています。この報告書によると、ビットコインネットワーク全体のハッシュレートにおける中国のシェアは21.11%でした。

CCAFのデータは、同組織のパートナーであるマイニングプールFoundry、Poolin、Viabtc、Btc.comに由来するものです。さらに、中国からのハッシュレートの一部はVPNを利用しておらず、CCAFの研究者は、これらのマイナーは自分の居場所を隠すことなく、快適に過ごしていると考えています。

米国はビットコインのグローバルハッシュレートを37%以上支配しています。
CCAFのレポートでは、「自明ではない」量の中国のマイナーが、禁止は大したことないと考えていた可能性があると指摘しています。”中国の採掘者のうち自明ではない割合の人々は、すぐに新しい状況に適応し、注目と監視の目をそらすために外国のプロキシサービスを使って痕跡を隠しながら、密かに活動を続けていた可能性が高い “と述べています。

2021年7月と10月のCCAFの更新データを受けて、CNBCのレポートでは、無名の情報源が記者のマッケンジー・シガロスに、ビットコインのマイナーはまだ中国にいると語ったと記されています。中国のハッシュレートは、他の多くの国に比べて規模が大きいですが、しかし、米国は依然としてビットコインの世界ハッシュレートを37.69%も支配しています。

昨年7月のCCAFのデータでは、米国は昨年、世界のハッシュレートの16.8%を占めた。CCAFのデータが正しければ、2021年7月以降、米国のハッシュレートは124.34%上昇したことになる。マイニングプールFoundry USAが過去3カ月間に世界のハッシュレートの19.5%を獲得していることから、プール分布の指標はCCAFのデータと一致します。3ヶ月の間に13,182ブロックが採掘され、Foundry USAはそのうちの2,566ブロックを発見しています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第924話からのターン。暗号資産、DeFi、NFTに感化された新進気鋭の若手が定期的に登場します!
ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムもあり、アメリカ発の最新情報など絶妙にサンドウィッチされて生きた情報をお届けいたします。

第596話~第923話まで、バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきました。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

BRニュースレターにご登録ください!ご登録頂くと日本語版Weekly Does of DeFiが無料で読める!

ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。