取引量をカサマシする業者の存続とCurveの考察。クリプト訪ねて三千里:第462 話 Stablehouse

BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考える筆者が、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムです!その日目に留まったメディア記事も幾つかピックアップしてお届けします!

勝手にピックアップ。今日のクリプト界隈の出来事。

 

・取引ボリュームをカサマシするビジネスが未だに台頭(Coindesk)

モスクワ在住のAndryuninはICOバブル時に未知なトークンの取引量をインフレさせたり、取引所のボリュームをカサマシさせるビジネスを展開していました。本人でさえも長くはもたないと思っていた事業が意外にも続いているとのこと。

 

⇒かなり前に同様の記事を読みましたが、未だに取引量をカサマシする取引所やトークン発行者がいるのには驚きです。取引所は採算が合わないはずなので、おそらくトークン発行者が上場させるために取引量を偽るケースが多いのでしょう。悪質な詐欺がまだ横行していることを示唆しています。

 

・The BlockによるCurveの考察記事

5月の取引量$37.8Mから、6月は10倍近くの$340.4Mを記録したCurve。その躍進は$COMPによる興奮が大きいとのことですが、Curve自身が発行するCRVトークンの配布を控え、新たな盛り上がりの予感。

 

⇒DeFiにおけるスリッページは大きな課題の1つでしたが、Curveは取引価格の幅を狭めることでほぼスリッページの無い取引を実現。プールの大きさ制限されますが、同プラットフォームを使う充分なメリットになります。良記事。

 

今日のスタートアップ・ハント!

Stablehouse:https://www.stablehouse.io/

A global digital currency clearinghouse for real-time cross-blockchain payments

 

Stablehouseはデジタル資産のクリアリングハウスと呼称するように、異なるブロックチェーン上の資産も瞬時に精算できるプラットフォームを提供しています。取引所、オンチェーン、またはレイヤー2等、簡単に決済するツールというか経路を選べるのも特徴の1つ。

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