クリプト訪ねて三千里:第937話
ブロックチェーンの更なる進化へ、Polkadotパラチェーンオークションとは?

・Polkadot とは

パラチェーンオークションについて考える前にまず始めにPolkadotとは何かを押さえておかないといけません。

Polkadot(DOT)とは、ETHやSolanaなどの違うチェーン同士をつなぐハブになるものです。今まで異なるチェーン同士では相関性がなかったですが、Polakadotが今後機能してくると各チェーン同士の壁がなくなるということです。例えば、ETH上でしか使えなかったスマートコントラクトが、Solana上でも機能するということです。このような事を知ると、今後のブロックチェーン業界の発展にPolkadotが欠かせないことが分かるのではないでしょうか。

DOTにはリレーチェーンとパラチェーンがあり、リレーチェーンがメインネットに接続可能なチェーン、パラチェーンがリレーチェーンに接続した、カスタムが可能で様々なユースケースに対応出来るチェーンです。チェーン数が決まっており、パラチェーンオークションではその限られたチェーンをどのプロジェクトが使うかを決めます。

チェーン数を増やせばいいじゃないかと僕もはじめは思いましたが、スマホやパソコンと同じように、チェーンを増やせば増やすほど重くなってしまうそうです。スピードが遅くなってしまうことを避けるために数を制限しているのです。

 

・Polkadotパラチェーンオークション

Pokadotパラチェーンオークションは、文字通りDOTのパラチェーンのオークションが行われるという事です。Batch1とBatch2に分かれており、Batch1が11月11日から12月16日までで開催されます。各Batchでオークションは5回行われ、入札期間内に不規則に決定されるオークションの終了時点で、DOTの保有量が一番多いプロジェクトがパラチェーンに選出されるという仕組みです。ブロックチェーンにとってかなり重要と言えるPolkadotのパラチェーンをどのプロジェクトが抑えるか、目が離せません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第924話からのターン。暗号資産、DeFi、NFTに感化された新進気鋭の若手が定期的に登場します!
ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムもあり、アメリカ発の最新情報など絶妙にサンドウィッチされて生きた情報をお届けいたします。

第596話~第923話まで、バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきました。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

BRニュースレターにご登録ください!ご登録頂くと日本語版Weekly Does of DeFiが無料で読める!