Dfinityの”インターネットコンピューター”と自分自身をトークン化した少年、そしてCOMPのルール改訂。クリプト訪ねて三千里:第461 話 StablecoinSwap

BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考える筆者が、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムです!その日目に留まったメディア記事も幾つかピックアップしてお届けします!

勝手にピックアップ。今日のクリプト界隈の出来事。

 

Dfinityが遂に第三者へ”インターネットコンピューター”を提供(The Block)

かなり古参のプロジェクトであるDfinityが漸く“インターネットコンピューター”をローンチし、誰でもネットワークを利用できる状態となりました。大きなマイルストーン5つの内の3つ目に当たるとして、今年中にもう1つ大きな動きがあることも公表。

 

⇒FAANGらによるインターネットの寡占状態を憂慮し、データセンターの分散化を推し進めWeb3.0のインフラを整備している同プロジェクト、てっきり停止していたものだと思っていましたが、数年越しで遂に発足できたことに少し感動しています。

 

・自分自身をトークン化した少年のその後(Coindesk)

フランス人のAlex Masmejは23歳の青年。自分自身をトークン化して200万円近くの資金を集めたことでDeFiコミュニティでは一躍話題に。$ALEXを保有している人は、Alexの人生における決断に投票できる権利を有するという仕様。

 

⇒あくまでも実験として自分をトークン化して30人の投資家に売り出したAlexですが、現在はサンフランシスコへの移住に向けて準備中だとか。インタビューで回答しているように、誰と結婚するべきか?みたいな重大な決断を投資家に左右されるわけではないので、上手くリスクフリーな資金を集めたと言えるでしょう。

 

・COMPの配布ルールが大幅に変更(Coindesk)

先日可決されたCompound Governance Proposal#11で、COMPの配布ルールに大幅な改訂が加えられる見込み。現状Compoundで金利を得たり払ったりするとCOMPを獲得できるわけですが、当初想定していなかったCOMPの価格上昇により配布をハックすることができる可能性が浮上。今後はドルベースの担保と借り入れ額で獲得できるCOMPの量が決まるとのこと。

⇒ルール改定後、BATやZRXのような借り入れが少ない資産からUSDC等の借り入れ量が大きい資産へ急激に資金が移動する見込み。DeFiは面白いのですが、このようなルール改訂で大きな調整が生じるのが難点ですね。新しいツールなのでしようがありませんが。

 

今日のスタートアップ・ハント!

StablecoinSwap:https://stablecoinswap.io/#/

Swap between stable coins 

Decentralized. Trade with a smart contract.

 

StablecoinSwapはDecentralizedな形でステーブルコインを換金できるプラットフォーム。

USDT、USDC、PAX、GUSD、DAIを自由自在に換金することができます。

勿論流動性を供給することもでき金利を獲得できます。

これはめちゃ便利。。。

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