Balancerの5000万円ハッキングとEthereumのダイナミック費用モデル、そしてEbangのオフショア取引所設立。クリプト訪ねて三千里:第459 話 MCDex

BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考える筆者が、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムです!その日目に留まった記事も幾つかピックアップしてお届けします!

勝手にピックアップ。今日のクリプト界隈の出来事。

 

・Balancerにおける5000万円近いハッキング(DeFi Weekly)

詐欺プロジェクトが発行していたSTAトークンをBalancerのプールを活用して5000万円近い被害が生じました。肝となるのがERC-20モドキのSTAトークン。トランザクション毎に1%償却されるという仕様で、ここを上手く突いた攻撃だった模様。

 

⇒Kerman Kohli氏によるDeFi Weeklyでは毎週DeFiについての出来事をお届けしています。今回はBalancerにおけるハッキングの経緯の詳細について。何事もいたちごっこでしょうが、DeFiを活用したExproitは逆に感心させられるくらい頭が良いやり方ばかり。しかしまだまだ大きな額が入ってこない課題が露呈しています。

 

・Ethereumが新しいトランザクション費用モデルを検討(Coindesk)

Ethereumネットワークの需要が切迫し、トランザクション費用が許容できないくらいにまで高騰している背景を受けて、新たな費用体系を実装する見込み。

 

⇒ダイナミックなトランザクション手数料モデルについて記載されているのがEIP1559。利用者は基本料金に追加で、任意のチップを支払うことができるような仕様を提案しています。なんだかんだで皆そこそこのチップを払って早いトランザクションを実行しそうな。そしてその際の費用は今よりも高くなりそうな。

 

・Ebanqがオフショア取引所を発足(Coindesk)

先日Nasdaqに上場して話題を集めたEbangが中国国外でオフショアの取引所を設立する予定があるとのこと。マイニングとトレーディングの両側面でトレンドを補足することができ、現在の2倍の売上になる見通し。

 

⇒Nasdaq上場企業、ましてや中国に拠点を置く同社がオフショアの取引所を発足させることに問題が生じないのか、という部分が非常に気になります。。日本も子会社を通じてクリプトに関与する例はありますが、いっそ同社のように規制の緩いオフショアでやってしまった方が良いような。

 

今日のスタートアップ・ハント!

MCDex:https://mcdex.io/

Decentralized Exchange

 

MCDexは無期限オプションや高レバレッジだけでなく、ある事象に対してもハイロ―を賭けられるマルチなDEX。トランプが再選するかどうかに賭けられる金融商品や、AMM(字運用BOT)もあり、もはやCEXよりも機能的には優れているかも。

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