BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考える筆者が、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムです!その日目に留まった記事も幾つかピックアップしてお届けします!
*先日から少しフォーマットを変えてお送りします!面白いスタートアップやプロジェクトの紹介だけでなく、その日個人的に目に留まった記事をピックアップしてお届けします!
勝手にピックアップ。今日のクリプト界隈の出来事。
・Stable Coinの供給量が今年の2月と比べて94%増加。(The Block)
Stable Coinの躍進が留まる所を知りません。BlockRabbitでも度々取り上げていますが、凄い勢いで供給量が増えていますね。。現在は1兆円という大きな壁を超えて、1.1兆円に推移。USDT(86%)、USDC、PAXと続く。
⇒ドル覇権がクリプトにも押し寄せているところが面白いですね。勿論クリプトと実体経済にある程度の隔絶はあるものの、完全に切り離すことはできません。ある銀行でもStable Coin決済でUSDの決済ができたりと、その利便性も飛躍的に高まっていますから、行く先恐ろしい。
・CoinsquareがBotを使ってどのように取引量を嵩マシしていたか。(The Block)
多くの従業員が拒む中、CEOがWash Trading(自社アカウント同士で取引をさせて、あたかも取引量が多く見せる手法)の実行を進める内容を内部がリークしたというスキャンダル的な記事。
⇒たまにトレードをする身としてはこのような背景も前提として理解しているつもりです。一時期話題になったこともありますし。実際の口コミで良し悪しを判断しています。ただ今回の事の重大さはカナダのライセンスを持つ取引所が同行為を実行してしまったこと。事実だとすればどのような処分が下るのか。。
見返してみると、ここで取り上げている記事はThe BlockやCoindeskが主ですが、他の参照元(ニュースレターや人づての情報)も積極的に引用していくようにします。ただそういう情報源は毎日は来ない。。
今日のスタートアップ・ハント!
tCDP:https://tokenized-cdp.netlify.app/
Tokenized CDP(collateralized debt position)
tCDPは自分のMakerにおけるCDPをトークン化して売買できるというもの。一般的にCDPは非流動的で担保率を気にしながらDaiを借りるのは面倒です。そこでこのtCDPを利用すれば、ユーザーは債務を誰かに売却できちゃうわけ。
今日の一言
Local Bitcoin内での規制が厳しくなっても同社における取引量が変わらないという報道。かなり古いP2P取引所の1つですが、KYC基準が高くなってもユーザーが離れないというロイヤリティの高さが明らかに。プラットフォームへ、というよりも、どうしても取引所を介したくないという需要が強いのでしょうが、クリプトの用途を如実に示しています。