GenesisTradingのMichael Moroへのインタビュー。クリプトにおいてもローンの組成は急上昇の模様。BTCを担保にUSDを引き出したいという需要が逼迫しているみたいです。
BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考える筆者が、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムです!

Gnosis Protocol:https://docs.gnosis.io/protocol/
A fully permissionless DEX that enables ring trades to maximize liquidity.
GnosisはICOバブルの真っ只中発足したPrediction Market系のプロジェクトです。
Prediction Market(未来予測市場)とは群周知を活用してあるイベントの結果を予測したりするモデルで、ブロックチェーンととても相性の良いものだと個人的に考えています。
最近は全く聞かなくなりましたが、GnosisやAugerの動きは依然として追っています。
そんなGnosisがDEXをリリースしたというから見てみました。
主な流れは下記の通り。
1.Makerは自分の好きなペアのLimitオーダーを出します。
2.全てのユーザーのオーダーはバッチ処理され、Taker(Solver)を探します。
3.最適なSolution(条件)を提示したSolverが取引費用の50%を獲得します。
各バッチ処理は最大5分まで。その間に約定されなかったオーダーは次のバッチ処理に回されます。つまり約定には最短でも5分かかる、ということらしいです。
凄い思い切りですね!Gnosisは約定スピードでは争わず、より最適な価格を提示して大きなオーダーを取りに行く姿勢を明確にしています。
The Blockのインタビューに対してCEOのMartin Köppelmannもそのようにコメントしています。
“It’s probably only interesting if you trade a larger amounts because the thing we want to compete on is price. If you trade a small amount then. even if we could be slightly better in price, the kind of extra effort of the five-minute delay is probably not worth it,”
上記のような設計から”Ring Trade”なるものができるとアピールしており、それが今回Gnosis Protocolが気になっていた主な理由です。
1人の売り手と1人の買い手を繋げる通常の取引所とは異なり、Ring Tradeは複数ペアを不特定多数の人とマッチングができる、と。流動性の低いペアであろうが、Gnosis Protocolならば取引を処理できるかもしれない可能性があります。
これが延いては最小のスリッページを実現する、と。
更にもう一点。このDEXにおけるスマコンのアドミン権限はGnosisの運営団体であるdxDAOも保有していない完全にDecentralizedな状態とのこと。
・出資ラウンド(2020/4現在): ICO
・資金調達額:$12.5M