クリプト関連のスタートアップが資金調達に苦慮しているという話。VCの財布の紐が固くなったのは一般的な話でクリプトに限った話ではないかと思いますが、Bitcoin誕生から11年、未だに明確なビジネスモデルを導き出せないクリプトに飽きてきている、という点は理解できなくもないです。急がねば。

Zap:https://zap.jackmallers.com/
Bitcoin, for everyone.
ZapはBitcoinのウォレットを提供しているスタートアップです。
他のBTCウォレットと何が違うのかというと、ZapではBitcoinのLightning Networkに接続できるという点。
一般的なBitcoin Blockchainにおけるトランザクションは10分以上かかることが大半ですが、Lightning Networkであれば数秒から数分でトランザクションが完了します。
実際Zapを利用してみましたが、非常にシンプルなUIで使いやすく、Lightning NetworkについてもZapにて初めて体感しましたが、めちゃくちゃ早くて改めてビックリ。
今後Full-nodeを立てる機能やTor(Mixer)をZapからシームレスに利用できる機能が実装予定。個人的にはTorがモバイルウォレットから簡単に使えるのは非常に嬉しい。
さて、そんなZapが今ドラッグの取引現場でよく使われているというCoindeskの記事が。
デビットカード→Bitcoin(Lightning Network)で即時送金→Bitcoinで着金と同時にUSD換金*→受取人銀行口座
という流れを瞬時に実行するのでしょう。
”換金”と一口にいってもZapが全て換金するわけではなく、BTC⇔USDの取引をユーザー同士で相殺させている(BTC買いとUSD売りをぶつけ合っている)とのこと。
オンラインでTip(現金)を支払えるという超裏技ツールですが、NY以外のアメリカの州でのみ有効。
【Zap】
・出資ラウンド(2020/4現在): –
・資金調達額:-