EthBerlinで取り上げられたスタートアップを、数日前にここBlockRabbitでも取り上げさせていただきましたが、また面白いところが見つかりましたので、ご紹介させていただきます!本日のCherry Swapで4社目!随時、興味深い取り組みを行っているプロジェクトを取り上げていきます!
Cherry Swap:https://cherryswap.now.sh/market
Decentralized option against volatile DeFi interest rate
Cherry Swapは、DeFiの変動金利に対するヘッジを提供しているスタートアップです。
今回のEthBerlinでは、ボラティリティの激しいDeFi上の変動金利に対して、様々なアプローチが提案されるような会とのことでしたので、1つ1つ見ていければと考えています。
Cherry Swapは、トークンをLong/Shortして変動する金利に対してヘッジするLSDaiと若干似た仕様となっています。ユーザーの視点から異なるのは、LSDaiが独自トークンをトレードしてヘッジするのに対して、Cherry Swapでは参加者の間でオプションを設計して、ヘッジの機会を提供しています。
例)以下の3名がCherry Swapに参加しているとします。現在のAPRは15%とします。
Alice:貸し手(金利が下がることを危惧)
Bob:借り手(金利が上がることを危惧)
Chalie:投機家(金利の上下で利得を追及)
Aliceは金利が下がると予想し、10DaiをCherry SwapにLockします。
Bobは金利が上がると予想し、同じく10DaiをCherry SwapをLock。
Chalieも10DaiをLock。
1年後、Compoundの金利が20%に上昇。借り手の金利は25%に。
Bobの予想は的中し、Cherry SwapにLockされていたFundが獲得した金利の一部を受け取ることで、金利上昇に対してヘッジできました。Aliceの予想は外れたものの、金利が上昇したため、損をすることはありません。Chalieは、単純にLendingに回していれば得られた金利を獲得できず、機会損失のみ被ります。
【Cherry Swap】
・出資ラウンド(2019/9現在): –
・資金調達額:-
・ポジションや提携について
もしご関心ある方いらっしゃいましたら、お気軽に下記のお問い合わせからご連絡を!