ファンディングレートは、永久先物契約(パーペチュアル)にとって重要な要素です。通常の先物には有効期限があり、追跡する資産の原資産価格に収束するように強制されます。一方、永久先物は有効期限がないため、ファンディング・レートを介して、追跡する資産に固定されています。
Stripsは、これらのファンディング・レートでマーケットを作ります。固定レートは、Stripsで取引され、作成されるレートです。変動金利は、参照する取引所における現在の資金調達金利です。
例えば、変動金利が固定金利より大幅に高く、その状態が続いている場合、市場参加者はその市場をロング(ロングとは、変動金利の支払いを受け、固定金利を支払い、スポット的に固定金利をロングすること)したいはずです。なぜなら、大きな資金調達PnLスプレッドが得られることになります。ファンディングPnLが迅速に実現できれば、ロングをするインセンティブはより大きくなる。このため、買い手は固定金利をより積極的に買い上げ、市場を均衡させることになります。
もし、ファンディングPnLが年単位で完全に実現されるのであれば、このギャップを埋めるモチベーションはかなり低くなるでしょう。
https://docs.strips.finance/introduction/
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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
第924話からのターン。暗号資産、DeFi、NFTに感化された新進気鋭の若手が定期的に登場します!
ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムもあり、アメリカ発の最新情報など絶妙にサンドウィッチされて生きた情報をお届けいたします。
第596話~第923話まで、バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきました。
~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。