クリプト訪ねて三千里:第1064話
クリプトTelegramボット その1

Telegramの最も優れた機能の1つがボットを利用できることです。人間の代わりにソフトウェアがTelegram Bot APIに接続して、ボットを適切に制御します。

これらのボットは、プログラム次第で、人間のユーザーと同じように振る舞える(チャットボット)だけでなく、無限の多様なサービスを提供するための機能を追加することができるのです。画像検索、YoutubeやInstagramとの連携、Amazonでの検索、チェス、グループのモデレートなど、さまざまな機能や性能を持つボットがすでに多数存在しています。

Telegramでは、これらのボットをサードパーティが開発することができるため、自分でボットを開発することも可能です。そのため、このシリーズでは、様々な目的を持ったTelegramボットの開発について、興味深いもの、または実用的なものを紹介します。その過程で、これらの興味深いアプリケーションの開発に関する基本的なことを学んだり、まとめたりすることができます。

PART1:Telegramボットを作成する
目的:独自のTelegramボットを開発し、展開するための基本を学びます。

Telegramボットは自分で作ることができます。つまり、ボットの大部分を処理するソフトウェアの一部を開発し、その起動と動作の維持をすることが可能です。

Telegramボットトークンを取得する
Telegram Bot APIと接続するためのプログラミング言語とライブラリの設定
ボットのホスティングと起動

1)テレグラムボットのトークンを取得する。
これらのボットはすべてTelegramのアカウントでもあるため、Telegram上で作成する必要があります。そのためには、@BotFatherと会話を開始する必要があります。BotFatherは、「すべてを支配する」Telegramボットであり、それらに関する多くのことを処理する必要があります。Telegramアプリケーションから検索機能を使って、このボットを連絡先として見つけ、会話を始めてください。

Telegramボットの作成方法はコマンドを入力するだけです。/と入力すると、始まります。

ボット名:Telegram上で主に表示される一般的な名前です。
ボットのユーザー名:末尾が “bot “でなければなりません。これは、ボットを見つけたり、他の人と共有したりするのに非常に実用的です。
この後、BotFatherはあなたのボットが既に作成されたことを伝えます。このプロセスを拡張するために、新しいボットに画像(コマンド /setuserpic)、説明(コマンド /setdescription)、概要テキスト(コマンド /setabouttext)を追加することができます。また、ボットでサポートしたいコマンドを「コマンドリスト」としてボットファーザーに送信することができます。BotFather はこの情報を、ユーザーエクスペリエンスを向上させるためだけに利用します(/setcommands)。

しかし、最も重要なのは、BotFatherがあなたのbotに割り当てるトークンです。これは、これから作成するソフトウェアとTelegram Bot APIを接続するために必要な認証コードです。言い換えれば、あなたのソフトウェアがHTTPSを通じてTelegramと効果的に通信するために必要なパスワードのようなものです。

さらに、「BotFather」がどのようにユーザーとやり取りしているのか、コマンドの使い方が際立っていることもおわかりいただけるでしょう。コマンドは、常に記号「/」で始まり、他のテキストとは異なる色(通常は青)で表示されるキーワードです。コマンドは、ボットに対する簡単で明確な指示を示しています。いくつかのコマンドは、これから開発するボットに実装される予定です。

 

2) Telegram Bot APIと接続するためのプログラミング言語とライブラリの設定

すべてソフトウェア開発に関することなので、最終的にはある程度のコーディングが必要になります。Webアプリケーションの開発に適したプログラミング言語、特にTelegram Bot APIと対話するためのネイティブライブラリをサポートする言語を選択します。この記事では、プログラミング言語として Python を、また Python-telegram-bot (ptb) ライブラリを選択しました。後者は、Telegram Bot API と対話するプロセスをより簡単にする素晴らしいオープンソースのラッパーです。また、Botのさまざまな側面をコーディングするのにも便利です。

3) ボットの起動 (ホスティングサービス)

専用サーバーであるかどうかにかかわらず、自分のパソコンからボットを動かすことができます。実際、これはテスト目的には実用的です。作成したスクリプトを実行するだけです。

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第924話からのターン。暗号資産、DeFi、NFTに感化された新進気鋭の若手が定期的に登場します!
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第596話~第923話まで、バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきました。

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現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。