クリプト訪ねて三千里:第1319話
バイナンスがProof-of-Reserveシステムを開発

世界最大の仮想通貨取引所であるバイナンスは、Proof-of-Reserve (PoR)システムを開発した。同社はこれを、さらなる透明性と信用性の向上のための一歩としている。なお、PoRはまずはBTCに採用され、今後ほかのトークンにも適用される予定とのことだ。

 

PoRが適用されるのは、特にユーザーのために保管されている資産である。バイナンスは「全てのユーザー資産を1:1の割合で保障するファンドと、一部の準備金を保有することを示す証拠を提示することを意味する。」と述べている。

 

より具体的には、バイナンスは2022年11月22日末の時点で、口座残高と独自のBTC保有額のスナップショットを提供した。取引所は582,485BTCを保有しているのに対し、ユーザーは575,742BTCの純残高を保有しており、バイナンスは101%の準備率を誇っていると主張している。

 

ユーザーは提供されたリンクを介して、またはバイナンス独自のMerkleTreeに対して、自分のBTCの個人所有量を確認することができる。さらに、バイナンスの取引所へログイン後、ウォレットのメニューから自分の資産が保障されていることを確認し、その記録に対する固有IDを取得することができる。

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第596話~第923話まで、バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきました。

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現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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