Hi everyone:)
早いものですっかり外は寒くなり、秋の紅葉が楽しみな季節になってきましたね。
そんな中開催されました第4回目のリトモンMeet-up!!のレポートをお届けします!
今回は参加者の皆さまの中にHRに関わる方が多かったので
“How Blockchain will change HR??” というテーマで進行を行いました。
まずはアメリカと日本の人事の違いを切り口にみんなで考え始めます。
皆さん、人事というとどのような仕事でしょう?
まず私が思い浮かぶ仕事というと採用関連業務、そして社員の教育関連や社員の評価制度の構築などでしょうか。
ではアメリカの人事事情はどのようなものでしょうか。
採用、教育、評価など同じくあげられますが、中身は少し違っているようです。
日本では新卒で人事課に採用されるという事がありますが、アメリカの会社では新人社員がいきなり採用される事は特別にHRを専門で学んできた方などを除いてまずないそうです。
確かに、新人社員の皆さんが会社の大切な採用に関わるポジションを任されるというのは不思議な感じがしますね。しかし、ここにも日本とアメリカの人事の役割の違いが見えてきました。
日本の人事部の仕事は採用だけではなくそれ以上にと言っても過言ではないほど総務関係の事務仕事がとても大きな割合を占めるそうで、新人社員の方は直接採用担当とはいかず、まず総務を行いながら会社の事を理解していくようです。
アメリカの人事というのはどちらかというと、採用に関わるといっても実際面接を行う者は人事ではなく、その就職希望者が希望を出しているポジションのマネージャーと直接面接を行うので人事はそのセッティングや相談を受ける立場だそうです。普段からも社員と上司の間に入ってお互いだけでは話しづらい問題を解決したりと経験が必要な職務内容が主なので新人のポジションがほぼないそうなんですね。
こういった業務内容は機械に置き換える事はできない仕事なのではないかと思わされますがいかがでしょうか?
アメリカから来日している参加者の方より、アメリカのHRの仕事の半分はシステム化されており、人間がすべき業務が人事の本当の役割とされていると意見を下さいました。
日本の派遣業界で働く方からも日本においても、ある人材派遣会社では70%の人材と仕事のマッチングを機械で行い、30%の作業を人間が直接求職者と面談を行っている状態で、実は人間が行った求人紹介の方が就職決定率は高いという結果が出ているそうです。
また一歩深い。と思ったのが
資格の有無などYESかNOを判断する項目は機械化が適しているがその人となりや個人のストーリー、またはポテンシャルを機械がどこまで判断出来るのかというポイントはやはり人間しか出来ないのではないかという意見でした。
事務作業の機械化を推進すると、人事の皆さんがもっと上記の様な点に注力できると思いました!
他にも様々な ”違い” に関する意見が出ましたが
キャリアに対する考え方の違いはどこからくるのか?という意見に最後に触れたいと思います。
アメリカで高校生時代を経験した方達からは実体験を踏まえて日本とアメリカの高校違いを話してくださいました。
アメリカは高校の時間割は、学校にいるアドバイザーと相談しながら自分でカリキュラムを決めていくそうです。大学のように必修科目と選択科目があり、高校生で既に自分の将来のキャリアや興味に向き合うスタイルが取られているそうです。
また、高校といえども単位制であり、1単位でも足りなければ留年という事や、成績によって申し込み可能な大学も限られてくるので卒業といっても、中身が重要視されるのです。成績次第では奨学金が受けれるかどうか、または授業料がリーズナブルな大学に行けるかどうかがかかってくるので高校生といえどもある種の危機感を持っているそうです。
私もアメリカに住んで、大学へ行くという事への考え方は日本と少し違うなと感じた機会は多々ありました。
日本も同じく学歴で将来が左右されてしまう傾向にあるとは思いますが、アメリカは卒業した大学の名前で判断という大きなくくりではなく、個人がどのように学問やその他の活動をどのように取り組んできたかという細かな内容を日本よりも細かく重視するように思いましたし、もちろん全ての人に言える事ではありませんが学生の時から明確なキャリアプランを持っている人が多いと思いました。
高校生の時からこのような学生時代を過ごすと、就職を探す時には自分のキャリアプランを作る能力を持っており、そこからビジネスプランを考える能力につながっていくということも挙げられます。
ブロックチェーンのソリューションを考える前に他国の文化や仕組みの違いを学ぶ事で更に技術を実社会に上手く落とし込んで行くことができるのではないかと思いました。
最後に、ブロックチェーンがHRを変えるであろうとされる6つの項目についてまとめたものをみなさんと共有しました。
1、資格の確認
2、照会過程の不要
3、有力候補の特定(マッチング)
4、労働契約の検証
5、社員のライフサイクルの効率化
6、仮想通貨による給与の支払い
業務のデータ化システム化はもちろんの事ですが、そこでなぜブロックチェーンが良いとされるのか。そこはやはり効率性+正確性を兼ね備えている事がブロックチェーンを使う大きな利点という事でした。
いかがでしたでしょうか?
今回も参加者の皆さんの積極的に参加される姿勢とお互いへのリスペクトで素晴らしい会になりました。ご参加下さいました皆様誠にありがとうございました。
さて、11月はブロックチェーン基礎講座Monthとし、私でも分かるブロックチェーンの基礎中の基礎を皆さんと学んでいきたいと思います。
11月7日と11月21日に東京都内で行います。
常に最新情報はBlock Rabbit Telegramから!
そして忘れたころにやってくるカメレポもお楽しみに:)
ごきげんよう!
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