各国によるバイナンスの包囲網が繰り広げられています。規制をかいくぐる姿勢がユーザーからは評価されていますが、流石に国家の規制をないがしろにした行為には国家も黙っていられないということでしょう。さながら反織田信長連合が結成された「信長包囲網」のようです。
マレーシアの当局は、バイナンスが国内で違法に営業を続けていると非難しております。マレーシアの証券委員会(SC)は、バイナンスに対して譴責処分を下し、取引所とそのすべての事業体がマレーシア国内において事業を停止するよう求めました。
SCは、バイナンスが以前の警告にもかかわらず、マレーシアで事業を続けていたと述べています。SCはマレーシアの規制当局から正当な承認を得ずに同国でサービスを提供している複数のデジタル資産取引所を含む「投資家向け警告リスト」を発表していました。
バイナンスは、火曜日から14営業日以内に、ウェブサイトやモバイルアプリの無効化、マレーシアでのサービスに関するあらゆるメディアキャンペーンの中止などを含む命令に従うことが求められます。
マレーシア、イタリア、ドイツ、ポーランド、日本、タイ、シンガポール、米国、英国などの国々が、バイナンスに対して警告を発しています。
バイナンスは、世界各地でさらなる拡大を計画している中、CEOが規制当局と協力することを約束するなど、事態の緩和に向けた措置を講じています。また、同取引所では、プラットフォームの本人確認プロトコルを完了していないユーザーの出金限度額を引き下げるなど、方針の変更が相次いでいます。
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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。
~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。