クリプト訪ねて三千里:第654話
DeFiで一つの旗の下に

2021年の潮流はオールインワンとなりそうです。DEXのアグリゲーターがその一つ。(何でもひとまとめにして一つのダッシュボードで管理しましょうよ、というコンセプト)

Plasma.Financeは、ダッシュボードを一つにするという考えを推し進めようとしている企業の一つです。DeFiのアグリゲーターと、PlasmaPayという法定通貨サービスの下で銀行サービスとを組み合わせています。ちなみに、アグリゲーターとは、集める業者、集約業者、ひとまとめにやっちゃう業者という意味です。

 

DeFiのサービスは、現在でも既存の銀行サービスを上回っているとのこと。ただし複雑すぎたり、何か肝心なところが抜け落ちたりしているところは業界として取り組まなければならない、とPlasmaPayのCEOのイリア・マクシメンコはインタビューに答えています。「既存金融とDeFi(分散型金融)の境界は曖昧になってくるだろう。ただしDeFiでは預けながらにステーキング、レンディング、流動性マイニングに参加できるため、企業の資金管理(キャッシュフロー)が改善してくるだろう。」とも述べています。

寝ているお金が働くことになるというのがマクシメンコ氏の主張したいところ。まさに未來の資金管理です。

How 2020 Became the Year of DeFi and What’s to Come in 2021
Bring it togetherのパート
【抄訳+私の勝手な意見が交錯しております。】

本日のポイントは以下の通りです。

  1. Plasma.Financeが銀行サービスとDeFiとの融合サービスを提供しているということ。
  2. DeFiで今の銀行サービス相当のサービスは提供できるが、まだまだ未熟だということ。
  3. バランスシートの資本パートの効率性が進む。DeFiとして明確に分化していくということではなく垣根が曖昧なまま進歩していくということ。

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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。

~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。

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ABOUTこの記事をかいた人

農耕型・堅実派のアルゴリズムトレーダー。夢はヘッジファンドを自動で運用することです。簡単なプログラミングからパソコンの組み立てまで全て一人でできるバランス感覚の持ち主です。 DeFi(分散金融)をわかりやすくお伝えすべく「クリプト訪ねて三千里」に挑戦しています。