Jump Capital(VC)のピーター・ジョンソン氏のコラムは、ほとんどクリプト関連ですが、No.9がDeFiに関することでしたので紹介いたします。
No.9 DeFiは指数関数的に成長する(よりよいオラクルおよびアクセスのしやすさによって動力を与えられる)
オラクル:神の言葉を受け取る預言者。通訳者というところで、つまりは、よくわからないものを理解できるように解釈する重要な役目のことをオラクルという。仲介(DeFiと法定通貨の橋渡し)
【内容】
DeFiユーザーの数はまだ相対的に少なく、20万人程度に留まっている。制約はリスクとやり取りの煩雑さの二つが挙げられる。
更なる発展のためにはテクノロジーの進歩により「オラクル問題」が解決されることが一つ。DeFiアグリゲーターの使い勝手のよいユーザーインターフェースは成長を可能にするだろう。
成長の要点は以下の通り。
・ユーザーの増加
・デリバティブ、伝統的な資産(株式など)、予測市場の取引の増加
・クリプト宝くじは10億ドル以上に成長する。
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クリプト宝くじは私の信念と少し違いますが、宝くじ:ロッテリーは国内のイメージ(私の脳内イメージ)とグローバルにおいてのイメージは少し違いますので補足説明いたします。私の勝手な宝くじのイメージは、運任せ、胴元の搾取、貧乏人がする娯楽、めったに当たらない、です。グローバルでの宝くじのイメージは、ギャンブル、ポルノ的、投機というところでまあ似たようなものなのですが、一点だけ違う点があります。
搾取感の違いですね。国内の宝くじは胴元が取り過ぎているイメージで、グローバルでは純粋にギャンブル寄りなのかなぁと。元々の日本は「富くじ」的な考えで分配機能があったと思います。グローバルの宝くじで投機というワードを思い浮かべますが、国内の宝くじは投機ではなく「搾取」であるというのが私のイメージです。これは私の意見ですので誤解しないでください。控除率とか調べていないので実際は違うかもしれませんし。
さて、バズワード FOMO (Fear Of Missing Out:取り残されることへの恐れ)も紹介したいと思います。DeFiはまだまだ複雑なのでFOMOに当てはまりません。ビットコインも一部にはFOMOしている人もいますが、まだまだ一般的ではないので大丈夫でしょう。ClubhouseもFOMOしているようですが、これはまあ別の話ではあります。
市場規模を判断するのって難しいですよね。テレビ>インターネット>ビットコイン>DeFiなんでしょうけど、そのサイズ感を見誤らないことが大事なのかなぁと思います。
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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。
~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。