マーケットが激しく動いておりますね。ビットコインは2万3千ドル超えで、上がったらさらに上がるという展開。2017年の12月もすごかったですが、またもこのようなマーケットを見ることができるとは思いませんでした。調べてみたら2017年の高値が12月17日で奇しくも似たような展開となっております。さて、どこまで上がるのか、あるいは2017年の時と同様、ここを天井として下落していくのか。これを書いている段階では誰も予測はできません。
さて、そのような中ではありますがここは地に足をつけて「2021年の10の予測。中国、ビットコイン、税金、安定コインなど」を見てみましょう。引用 10 Predictions for 2021: China, Bitcoin, Taxes, Stablecoins and More
一般の人が暗号資産を買えるようになり、プライベートバンクや機関投資家がビットコインを保有、ヘッジファンドやファミリーオフィスが暗号資産に殺到するというような内容で、ステーブルコインが国境間取引で活用されるというようなことは個人的にも興味深いです。
気になる予測は2つ。暗号資産デリバティブ取引所の成長とDeFiへの新たな規制です。
DeFiは、機関投資家はまだまだ入ってこれないものの、金融サービスとはいったい何なのかというのを考えさせられるきっかけになります。昨日、クリプト訪ねて三千里:第625話 DeFiの本質・雑感 でも記載しましたが、感じる部分は同じだったようです。
リテール向けのDeFi提供は規制が厳しくなりそうです。
暗号資産はまだまだ現物が主流ですが、一般的に金融商品であればデリバティブの取引規模は現物の何倍もあります。暗号資産はまだそうなっていないがゆえにデリバティブ分野が伸びるだろうと予測しています。大口顧客、機関投資家の要望はデリバティブの商品設計に直結するので、機関投資家の参入はイコールデリバティブ市場の発展ということにつながるという理屈です。
ますます目が離せないフィンテック(死語?)ということです。DeFiのデリバティブなんてものは、それはそれはもう先を行き過ぎているということなのかもしれません。
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BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。
第596話からのターン。バトンタッチを受けたcryptoトレーダーは、DeFiとは何ぞや?ユーザー目線でコツコツ嚙み砕いていくコラムを書いていきます。
~第595話まで
現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考えるShoが、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムであり、メディア記事も幾つかピックアップしてお届けしておりました。