クリプト訪ねて三千里:第47話 Chainalysis

Consensus2019も終わり、怒涛のBlockchain Weekも無事に収束しました。その際に見つけた面白いスタートアップが幾つかありますので、順次紹介させて頂ければと思います!

Blockchainをより信頼あるものに。

 

Chainalysisはクリプト(だけでなく法定通貨も)のマネロン、詐欺、コンプライアンス違反を検知/防止するためのソフトウェアを開発しています。

 

彼らの商品は2つ。

 

Chainalysis Reactor:怪しいトランザクションを探知した際に、通貨のフローを可視化して”送信元”と”送信先”を明確にするソフトウェア。

Chainalysis KYT(Know-Your-Transaction):トランザクションの動きを全てリアルタイムで集積し、各トランザクションについても監視と検証ができるコンプライアンス用のソフトウェア。

主な取扱通貨は、BTC, ETH, BCH, LTC, その他の主要通貨。匿名系の通貨はやはり送信元をしっかりとKYC通さないと流石に難しいのでしょうか。

全てのトランザクションが開示されるブロックチェーンだからこそ効力を発揮しそうなサービスですね!主要国家がクリプトを推し進められない障壁が、このAML/KYCの部分ですが、Chainalysisのようなスタートアップが参入してくれることで、政府も絡んだ大きな動きもその内期待できるかもしれません。

 

ちなみに日本からもMUFG VentureとSozo Ventureが出資しています。

 

【Chainalysis】

・出資ラウンド(2019/5現在):シリーズB 

・資金調達額:$53.6M

・売上予測:$3M

 

*出典はCrunchBase

https://www.crunchbase.com/organization/chainalysis#section-overview

 

・ポジションについて

2019年5月現在の従業員は10名*?。(*Crunchbaseには100名以上と記載)

エンジニアだけでなく、ビジデブ、マーケティング等様々なポジションが空いています。

興味のある方はこちらから!