欧州のPSD2(Payment Service Directive 2)が2016年に施行され、”消費者には、自分の口座情報を活用する第三者サービス(AISP、PISP)を利用する権利がある”という基本思想の元、銀行らはAISP、PSIPらに自行のAPIを提供することが義務付けられました。そのような流れの中で生まれたのがRevolut、Monzo、N26が代表するオンラインバンキングです。現在金融界隈では、プラットフォームを超えた接続、連携がAPIを通じて急速に進んでいます。今日ご紹介するAlloyもそんな金融機関向けのサービスをAPIを通じて提供しているスタートアップです。

Identity verification APIs that make KYC/AML effective and simple. Many sources of data, any custom workflow, one API.

 

Alloyは、KYC業務を必須とする金融機関のバックオフィス業務を効率的にするだけでなく、高いUI/UXをユーザーに提供しています。

日本の金融機関でありがちですが、身分証明書の提出や、書類の記入等、口座開設におけるユーザー・バックオフィスが取り扱う書類の量は膨大になります。これは双方にとって低いUX、コスト増加という形で負担となっていました。

 

Alloyはユーザー管理のDashboardを提供しています。複数のデータソースに接続されているため、金融機関側は複数のプラットフォームを行き来する必要もなく、1つのプラットフォームでKYC/AML管理を完結できるという訳です。(通常、ユーザーが反社でないか、データベースに紹介したり、身分証明相が偽造されたものでないか確認したりする必要があるのです。)

また、ユーザー側では整理された簡潔なKYCプロセスとなるため、サクサクと口座開設ができるという利点があります。

 

銀行もオンライン化していく中で、口座開設の申し込み件数は年々増加している傾向にあり、Alloyのように、KYC業務を効率化しようというスタートアップは最近よく目にしてきています。

 

Alloy

・出資ラウンド(2019/7現在):Seeds

・資金調達額:$3.8M

・ポジションや提携について

もしご関心ある方いらっしゃいましたら、お気軽に下記のお問い合わせからご連絡を!

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