DeFiにおける固定金利のレンディング!クリプト訪ねて三千里:第409 話 Yield Protocol

アメリカではコロナにおける騒動で倒産の危機にある企業を救済するべきか否か、という議論が盛んです。Coindeskの記者Nic CarterSocial CapitalのChamath Palihapitiyaらは、2008年の人災と異なる今回の騒動では救済は必要ないと主張します。航空会社を例にとり、”あくまでも”巨大企業に対する資本注入は必要ないと説き、中小・零細企業について、どのような見解を持つかは不明です。低金利でゾンビ企業が溢れる日本においても必要不可欠な議論でしょう。

BlockRabbit『クリプト訪ねて三千里』とは。

現在の実態経済からは少し離れたところに、もう1つの経済圏がブロックチェーンによって興ると考える筆者が、その興隆を追っていくために毎日1社ずつ界隈のプロダクトを紹介していく超短編気まぐれ日刊コラムです!これ面白くない?という軽いノリでやっています。

Yield Protocol:https://research.paradigm.xyz/Yield.pdf

On-Chain Lending With Interest Rate Discovery

Yield ProtocolはDeFiにおいて、ゼロクーポン債*を表現しようというDeFiプロジェクト。

 

DeFiにおけるレンディング相場は主にプールの残額に応じた、需要と供給がダイナミックに影響を及ぼす変動金利が主流ですが、Yield Protocolは固定期間・金利のレンディングを提供しようとしています。

 

正直、投機的なマネーが主流であるクリプトにおいてゼロクーポン債がどれほど貸し手側に需要があるのか未知数ですが、面白い取り組み。

 

*ゼロクーポン債:額面金額より安い金額で発行され、額面額で償還される債券

表面利率が0%であり、クーポン(利札)がないことからこのように呼ばれています。

発行価格と額面額の差額が、利付債の利息に相当します。主に外債で使用され、国内では「割引債」と呼ばれています。

(大和証券、2020年5月11日、https://www.daiwa.jp/glossary/YST0951.html

 

・出資ラウンド(2020/5現在): –

・資金調達額:-

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